薄毛の年齢の割合は、段々10代・20代といった年齢でも増えており、推定4200万人が薄毛に悩んでいると言われています。
薄毛はどの年代でも薄毛のタイプがあり、薄くなる場所・薄くなり方が違います。多くの場合、男性ホルモンによる影響、ストレス、生活習慣・食生活・加齢による影響が関係していると言われます。
10代~20代前半で多いのは、薄毛が全体的に広がり、髪の毛がスカスカで地肌が見えるようになることが多いです。「全スカ」というと全体的に髪の毛はあるのですが、髪の毛の密度が低い感じです。若年性脱毛症とも言われています。
20代後半~30代以降で多い薄毛は、部分的に薄くなる薄毛です。頭頂部や前頭部の生え際・そりこみのM字などの部位の頭皮が目立つようになります。50代・60代であれば、加齢による影響もかなりの割合を占めるようになります。
他には、ストレスで10円玉のような小さな部分だけ脱毛する円形脱毛症といった薄毛もあります。
ただ、全体的に薄毛を感じる方が増えて、年齢層が低くなっている傾向にあります。
薄毛は進行して、一度抜けた髪の毛はまた生やすのに非常に労力がかかります。ですので、早めに薄毛の原因を突きとめて、早めの対策をすることをおすすめしたいです。
ここでは、薄毛の年齢の割合、タイプによる薄毛の対策についてご紹介します。
薄毛の年齢の割合は?男の若ハゲはいつから?
薄毛の年齢の割合は、人口統計を元に調査した結果は、次の表のようになります。
<薄毛の年齢の割合>
男性・年齢 | 割合(%) |
---|---|
10代 | 10.5% |
20代 | 25.8% |
30代 | 38.2% |
40代 | 45.4% |
50代 | 53.4% |
60代以降 | 60.5% |
*引用元:リーブ21の調査を参考にしています。
薄毛に悩む年齢で20代が25.8%となっており、非常に高くなっています。20代では4人に1人が薄毛を感じているということです。
30代・40代は4割、50代・60代は5割でおよそ半分以上の方が薄毛の悩みを抱えています。
男性の薄毛の原因の多くは、男性型脱毛症(AGA)による薄毛で、DHTという悪玉の男性ホルモンの過剰分泌が関係しています。
DHTと5αリダクターゼという還元酵素が反応して、髪の毛の成長を根こそぎ止めて脱毛させていきます。そして、髪の毛を作る細胞である「毛母細胞」が5αリダクターゼにより不活性になり、髪の毛が作られなくなります。
すると、髪の毛は細くなり、抜け毛として脱毛し、新しい髪の毛が生えてこなくなります。DHTは髪の毛を育てるヘアサイクル(毛周期)を狂わせて正常に髪の毛が生えてこなくする作用があるんですね。
この薄毛の統計では20代・30代といった10歳区切りの単位のため、20代前半と後半の詳細が分かりませんが、おそらく20代後半にかけて急上昇していくカーブを描くと想定されます。
- 20代前後の薄毛
髪の太さは、およそ20歳前後が最も太くなり、20歳以降は徐々に髪は細くなっていきます。
それが10代~20代前半で気になるのは、髪の毛は生えているのに髪が痩せて細くなる「若年性脱毛症(若ハゲ)」の可能性が高いです。
若ハゲは、髪の毛は細く、頭皮全体に薄くなり地肌がすけて見えるような感じになります。頭皮全体がスカスカになることから「全スカ」という方もいます。
全スカになると、髪の毛がペッタンコになり、髪の毛の立ち上がりが弱く、ツヤ・コシがない髪の毛になります。
20代の若いうちから薄毛が進行するのは、ストレス・食生活も影響しますが、遺伝的な影響もある可能性があります。AGAはDHTを作りやすい遺伝子を持っている方がなりやすいため、AGAの遺伝子検査をすることで、将来薄毛になるリスクを調べることが出来ます。
AGAの検査はAGAクリニックなどで行うことができて、治療も早く始めることで、将来の薄毛予防・対策ができます。
- 30代以降の薄毛
30代以降の薄毛は、壮年性脱毛症と呼ばれます。
薄毛は特定の部位になりやすく、頭頂部・前頭部の髪の生え際などを中心に薄くなりやすいです。M字ハゲ・頭頂部ハゲといった薄毛が壮年性脱毛症です。
壮年性脱毛症もDHTによる影響で髪の毛を作る毛母細胞が働かなくなり、頭頂部などが部分的に急激に脱毛・薄くなるのが特徴です。
生え際の場合は、生え際の後退がどんどん進んでいき、気付くとおでこが広くなってM字状態担っていることもあります。
壮年性脱毛症もDHTの遺伝子検査をすることで、AGAによる薄毛なのか調べることができます。AGAの場合は、DHTが薄毛の原因のため、DHTを減らす薬を服用することで対策ができます。
薄毛が進行している時は、DHTを減らして薄毛の進行を抑えるのが第一で、次に新しい髪の毛を生やす方法が取られます。
DHTを減らすにはフィナステリド(プロペシア)・デュタステリド(ザカーロ)といった効果の高い薬があります。髪の毛を増やすには、ミノキシジルなどが使われる事が多いです。
フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル(ミノタブ)は医師の処方が必要なため、AGAクリニックなどで薄毛の検査をして、処方してもらう事が必要です。
薄毛の効果的な対策とは?
薄毛の効果的な対策は、信頼ができる「薄毛の専門家」に診てもらい治療を受けることです。
フィナステリド・ミノキシジル(ミノタブ)といった薬は、皮膚科でも処方できますが、皮膚科は薄毛の治療の症例数も少なく、適切な対応ができないところが多いです。皮膚科は薬を出して終わり、というところが多いので、結果が出づらいのです。
ですので、薄毛治療の結果をコミットしてくれる、AGAのクリニックを利用するのがよいと思います。
AGAクリニックの治療を受けると必ず理想的な髪になるかは絶対ではないですが、皮膚科や自分で試行錯誤して自己流でやるよりも良い結果が得られると思います。
それには、腕の良いクリニック選びが大事です。AGAクリニック選びは、値段・治療方針・期間などを考慮して、あなたに最適なクリニックを選んで頂きたいです。
ウッチャンより一言
- 薄毛の年齢の割合は、20代・2.5割、30代・4割・40代/50代/60代は5割以上
- 男性の薄毛の原因はAGAによるものが多く、若年性脱毛症・壮年性脱毛症に分類される
- AGAは悪玉男性ホルモンによる脱毛が原因のため、遺伝子検査・処方薬で治療が可能