
薄毛になりやすい方に共通する食べ物があるのをご存知ですか?
薄毛に効く食べ物・栄養素をシッカリ取ることで、髪の毛の成長を促すことができます。
約6ヶ月で体の細胞は入れ替わることから、ある意味、あなたの体は、半年前の食べ物でできているのです。ですので意外と、毎日の食べ物はあなどれないです。
髪の毛は根本の毛根部で、髪の毛を作る毛母細胞が細胞分裂を起こして、髪の毛を作っていきます。毛母細胞は頭に張り巡らされた毛細血管を通じて、栄養をもらい、細胞分裂を繰り返して”髪の毛の元”を作っていきます。
薄毛に効く食べ物を食べることで、栄養が毛細血管を通じて毛母細胞に送られてキレイな髪の毛が成長するのです。
そのため、最低限でも髪の毛を作るための原材料になる栄養素、髪の毛の元を成長させる細胞分裂を促進する栄養素が必要です。これらの栄養がないと、髪の毛が栄養失調になり、自然と抜け毛が増え、薄毛になっていきます。
髪の毛がパサついてきたり、細くなってくると、髪の毛に十分な栄養が届いていない状態です。
さらに髪が生えやすい頭皮の環境を作る必要があります。それには、頭皮がキレイな肌の状態になる食事を取ることが大事です。
薄毛になる方は、コンビニ弁当など偏った食生活で髪を生やすための栄養が不足しがちなんですね。
そこで、男性で不足しがちな栄養素を補う、薄毛に効く食べ物・食事メニューについてご紹介します。
薄毛に効く食べ物とは?
薄毛になりやすい方の食事は、脂っぽい肉類が多く、野菜などのビタミン類、ミネラル分が不足することが多いです。
薄毛の進行が早い方は、食生活の影響で頭皮も脂性肌で脂っぽく、汗っかきで頭皮環境が非常に悪いことがあります。
これは体質的なものもありますが、アルコール・タバコなど食生活の習慣による影響も大きいと言われています。
そのため、薄毛が気になる方で食生活が乱れているかも・・という方は、薄毛に効く食べ物を取って、薄毛に悪い食べ物は避けるようにして頂きたいです。
<薄毛に効く食べ物>
- 豆腐・納豆・鳥のささ身(タンパク質)
髪の毛は95%がケラチンというタンパク質で出来ています。
そのため、髪の毛を作るには原料となる低脂肪のタンパク質の食品を食べるとよいです。
タンパク質には、動物性タンパク質と植物性タンパク質があります。
動物性タンパク質は、いわゆる「お肉」が代表的です。動物性タンパク質は脂分が多いため、脂肪分がすくない低脂肪の食品を選ぶとよいです。
肉類はタンパク質が多いですが、脂肪が多いため、皮脂が過剰に出やすく頭皮の環境を悪くします。ですので、牛肉・豚肉よりは、鶏肉のささみといった低脂肪のタンパク質を取ると良いです。卵やチーズなどでもいいですね。
他の動物性タンパク質は、魚から取るのもよいです。マグロ・サケ・サバといった刺身・焼き魚を食べるのもよいです。
植物性タンパク質は、大豆を代表とする納豆、豆腐の食品があります。大豆は、大豆イソフラボンという栄養素が女性ホルモンと同様の働きをして薄毛の原因となる悪玉男性ホルモンを減らしてくれる作用もあります。
動物性タンパク質より植物性タンパク質の方が、良いというわけではなく、体の筋肉や内臓などの組織を作るためにも必要な栄養素なので、バランスよく食べると良いです。
1日に摂取する理想のタンパク質の量は、体重60キロなら約60グラム、70キロなら約70グラムと言った具合に、10キロあたり10グラム食べると良いとされています。
- 海藻類・大豆食品・ナッツ類(亜鉛・ヨウ素などのミネラル)
髪の毛は毛根の根本にある、毛母細胞が細胞分裂を繰り返して、上に押し出して成長していきます。
ですので、髪の毛の原材料であるタンパク質を取っても、細胞分裂が進まないと髪の毛が伸びていきません。
そのため、細胞分裂を促進する亜鉛・ヨウ素・銅・ゲルマニウムといったミネラル成分が必要です。亜鉛・ヨウ素・ゲルマニウム・銅・・などというと体に悪そうですが、これらのミネラル栄養素は、細胞分裂やホルモン分泌、代謝促進をする働きがあります。
これらは体には微量しか存在しませんが、なくては体の維持ができない重要な栄養素です。
- 亜鉛:牡蠣、大豆食品、チーズ、レバー、卵黄など
亜鉛は髪の毛を成長させるのに一番不足しがちなミネラルです。亜鉛は意識していないと普段の食事から取りづらいんですね。
亜鉛は、1日20mgを取るのが目安です。毎日は沢山取りづらいのでサプリなどで補給しても良いかもしれません。
- ヨウ素:昆布・ワカメ・モズクなどの海藻類
海藻類を食べると髪の毛が元気になると言われますが、髪の毛に直接的に影響を与えるわけではないです。
ヨウ素は甲状腺ホルモンに関係して、細胞の代謝を促進、成長を促す働きがあります。
- 銅:ナッツ類、きな粉、ゴマなど
銅は、タンパク質の合成を助ける働きがあります。亜鉛・鉄分などの体内への吸収を促進させます。
- 亜鉛:牡蠣、大豆食品、チーズ、レバー、卵黄など
- 緑黄色野菜・玄米(ビタミンA、B6、E)
髪の毛を作るタンパク質は、ミネラルだけでは細胞に取り込まれないです。そこでビタミン類が必要になります。
特に、髪の毛を成長を促すには、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンEを多く取るといいです。
ビタミンAは、色のついたニンジン・ほうれん草・カボチャなどの緑黄色野菜から取ります。ビタミンAは、髪の毛だけでなく頭皮などの皮膚、ツメなどの細胞を維持するのに必要な栄養素です。ただビタミンAの過剰摂取は良くないので食べ過ぎないようにします。
ビタミンB6は、アジ・イワシ・サバなどの青魚などに多く含まれます。ビタミンB6は、タンパク質の代謝を助ける働きがあります。
ビタミンEは、アーモンド・カシューナッツなどのナッツ類、玄米に多く含まれます。抗酸化作用が強く、血行促進などの働きがあります。
- ニンニク・タマネギ(血行促進)
頭皮の血行を促進する食べ物として、ニンニク・タマネギなども薄毛に効く食べ物です。
薄毛の原因の1つに、頭皮の血行不良があります。頭皮は毛細血管でおおわれていますが、血管が細く頭皮全体にカバーできていません。
そのため、毛細血管があまり通っていない生え際・剃りこみ・頭頂部といった部分が薄毛になりやすいです。毛母細胞に栄養が行くためにも食事で栄養をしっかり取り、毛細血管を通して、栄養が行き渡る必要があります。
ニンニク・タマネギは、血流を良くする働きがあり、血管を詰まらせる動脈硬化の予防ができます。そして、体温も上げて薄毛の進行を抑える食品と言えます。
薄毛を意識するなら、低脂肪のタンパク質を取り、亜鉛・銅を含む食べ物と野菜を多く食べるようにします。
毎日、亜鉛や銅、ビタミンB6などの栄養を取るのが難しい時は、サプリメントからとるといいと思います。サプリメントは補助として、脂肪分が少ない食事、野菜を多めにするといったことが大事になります。
食生活は薄毛と関係ないように見えますが、意外と大きなウエイトを占めています。人間の細胞は約半年で入れ替わると言われていて、その材料となるのが毎日食べたものです。ですので、毎日食べるものも気を付けることで、半年後の体が変わってきます。
毎日の小さい積み重ねが薄毛を改善するプロセスになっているのです。
ウッチャンより一言
- 薄毛に効く食べ物は、低脂肪タンパク質・緑黄色野菜・牡蠣などの亜鉛・銅を含む食品
- 栄養はバランスよく取り、頭皮の血行促進させるニンニク・タマネギもオススメ
- 人間の細胞は半年で生まれ変わるため、毎日の食事から変えると半年後の体も変わる