若いのにつむじが薄くなると、将来ハゲになる心配がありませんか?

髪の毛は男だと、20代前半ごろが太さがピークになって、30代・40代にかけて細くなっていきます。

髪の毛の密度、薄毛も20代前半から徐々に薄くなっていきます。

まれに10代後半の17,18歳くらいから、若年性の薄毛が目立つ方もいます。

若くてつむじが薄くなるのは、体質的な面もありますが、急に薄くなる感じがあれば、薄毛の危険サインかもしれません。

日本人の男性の多くは、つむじ周辺の頭頂部が薄くなる傾向が多いと言われています。

特に、男性型脱毛症(AGA)という男性ホルモンによる薄毛になると、つむじがどんどん目立って、見える地肌の面積が広がっていきます。

そこで、若いのにつむじが薄くなる方に進行する薄毛と一時的な薄毛の違いについてご紹介します。

若いのにつむじが薄いとハゲになる?

若いのにつむじが薄いのは、ここ数ヶ月で急に薄くなったか?、髪質の変化、つむじ以外に薄い部分があるか?で進行性の薄毛が分かります。

つむじ周辺から薄毛が広がっていく原因として、一番多いのは、男性ホルモン(DHT)の過剰分泌による男性型脱毛症(AGA)という薄毛です。

いわゆるバーコード頭と言われる髪型は、最初はつむじ付近が薄くなることから始まります。そして、髪の生え際が後退していき、つむじ周辺と髪の生え際がつながっていくのです。

そして残りやすい髪の部分は、後頭部と側頭部です。ですので、薄毛を放っておくと、バーコードのようにハゲるのです。

AGAは、男性ホルモンが原因でつむじ、生え際に生えている髪の毛を抜けさせて、新しい髪の毛が生えないようにさせます。AGAの原因である男性ホルモン・DHTは、髪の毛を作る毛母細胞の働きを低下させることで、抜け毛と新しい髪が育つ力をなくすのです。

市販の育毛剤などでは、DHTを減らすことは難しいとされています。ですので、いくら効果があると口コミで評判の市販育毛剤を付けても改善しないことがほとんどです。

DHTの男性ホルモンは体内から分泌されるので、頭皮の外から血行促進などの効果がある成分を塗っても意味がないのです。育毛剤は対処療法でしかないんですね。

つむじ付近が薄くなるのは、AGAかどうか正確に判断するには、薄毛専門クリニックなどで診断が必要です。

ただ、目安として次のような状態になっているとAGAの可能性が高いです。

  • 急に髪が細くなった・柔らかくなった・抜け毛が多い

    急に髪質が変わるのは、AGAのサインである可能性があります。

    特に抜け毛が増えたのは薄毛のサインと言えます。

    1日に抜ける髪の毛は、50本~100本程度です。AGAの場合、1日200本~500本くらい抜ける時もあります。

    毎日シャンプー時に排水口に大量の髪が抜けたり、洗面所に抜け毛が大量にある、といった時は要注意です。

    また、髪の立ち上がりが悪くて、髪型が決まらない、寝癖がつかなくなったと言った実感があるかもしれません。

    お風呂上がりに髪の毛を鏡で見て、髪が少ない・頼りない感じになっているのは髪の量が減っていることを意味します。

    髪の毛は水分を含むと細くなるので、いつもよりも余計に細く感じて頼りない髪に見えるのです。

    髪の毛が細くなる、髪が柔らかくなるなるといった髪質の変化は、DHTにより毛母細胞が弱っている証拠なんですね。

  • つむじ、生え際が薄くなる

    つむじ、生え際だけが薄くなるのもAGAの特徴です。

    頭のてっぺんの地肌が目立つようになった、おでこが広くなっていると薄毛が進行しているかもしれません。

    若年性のAGAの場合、髪の毛の密度が少なくなり、頭全体がスカスカになる方もいます。

    スカスカの髪でも、AGAが進行すると、主につむじ周辺が薄くなる・生え際の後退が起きるようになります。

    髪の毛に密度が少ない場合に、つむじが薄くなると一気に頭部全体が薄くなる印象が出るようになります。

    頭頂部・生え際以外に薄い部分があれば、ストレス性の円形脱毛症の可能性があります。

    円形脱毛症は、1cm~くらいの円形状のハゲが出来ます。頭部に1個の場合も、2,3個出来る場合があります。過去に15歳未満に発症していると、大人になってもストレスなどで円形脱毛症ができやすいとも言われています。

    円形脱毛症は一時的な薄毛なので、皮膚科で治療すれば、6ヶ月~程度で改善することが多いです。

  • 親・近親者に薄毛の方がいる

    AGA・薄毛は、母方から遺伝する確率が高いと言われています。父方からも遺伝する可能性もあります。

    親も含めて、祖父・祖母、叔父さんなどに薄毛の方がいたら、遺伝的に薄毛になりやすい体質の可能性があります。

    薄毛は遺伝性はあると言われていますが、必ずしも子供が薄毛になるとは言えません。ただ、薄毛になりやすい体質であることは間違いないです。

    生活習慣で薄毛に繋がるような生活(食生活・睡眠・タバコなど)の要因があると、薄毛の傾きやすい体質ということです。

    年をとるとどうしても、髪の毛を作る細胞が衰えて、髪は薄くなっていきます。

    ですので、薄毛の遺伝的要素がある方は、年をとるに連れて薄毛になるリスクが高くなるといえます。ですが、薄毛になりづらい生活習慣をとっていれば、薄くならないこともありますので、安心してくださいね。

若いのにつむじが薄くなると感じているのでしたら、何かしらの薄毛になる原因が考えられます。

まずは薄毛専門クリニックなどで、AGAでないかチェックしてもらうとよいです。AGAかどうかは、将来薄毛になるリスクや対策が、かなり変わってきます。

初診は無料で、頭皮チェックなどをしてもらえるので、早めに薄毛診断をしてもらって頂きたいです。

ウッチャンより一言

  • 若いのにつむじが薄くなるのは、男性型脱毛症(AGA)の可能性もある
  • AGAは、進行性の薄毛でツムジ付近・生え際の後退が進んでハゲていくことが多い
  • ツムジ付近が薄くなったら、薄毛専門クリニックでAGAかどうか早めに診断したほうがよい