植毛で失敗するケースがあり、植毛のリスクを知らないと取り返しがつかなくなるので注意して下さい。
最近、カツラに代わって、薄毛改善するにのに「植毛」という技術が高度化してきています。
植毛は、人工の毛を埋め込む「人工毛植毛」と自分の髪の毛を埋め込む「自毛植毛」の2種類があります。
人工毛植毛は、簡単にできる反面、リスクが高いことが知られています。
人工毛植毛は、頭皮へ植毛した場合に感染症やアレルギー反応を起こして、頭皮が化膿するなどトラブルが多いのです。そのためアメリカでは禁止になっています。日本ではまだ人工毛植毛はできますが、しない方がよいです。
一方、自毛植毛は、自分の生えている側頭部などの髪の毛を薄毛の場所に植え付ける技術です。人工毛は、自分の毛を移植するため、頭皮との相性がよい傾向にあるため、感染症・アレルギーが起こりづらいと言われています。
さらに、髪の毛はそのまま頭皮に定着すると、自分の髪の毛として育っていくので、メンテナンスの負担が少ないメリットがあります。
ですが、自毛植毛でも失敗リスクがあることを知って薄毛対策をして頂きたいです。
ここでは、植毛で気をつけるべき点などについてご紹介します。
植毛は失敗する?AGAの薄毛を復活する最後の治療法とは
植毛は、失敗するリスクがありますので、注意して薄毛対策を検討して頂きたいです。
植毛は、髪の毛が生えている頭皮に髪の毛を埋め込む「外科手術」です。髪の毛を埋め込むのは、医療行為にあたり慎重に行う必要があります。
頭皮は毛細血管が皮膚の下をすぐ通っており、自分の髪の毛を抜いて別の頭皮に埋め込むのは、かなりの技術が必要です。
<植毛の失敗する注意したいリスクとは?>
- 植毛したことがバレやすい
今メジャーな自己植毛の方法は「FUT法(ストリップ法)」があります。FUT法では、髪の毛が生えている頭皮を1-2ミリ単位で、細長く切り取り、薄毛の頭皮に埋め込んでいきます。
頭皮を縫い合わせて頭皮を移植するため、2-3ヶ月は赤みを帯びて傷跡が目立つことがあります。そのため、どうしても植毛したことが他人に分かってしまいます。
また、髪の毛が生えていた移植元の部分が傷ついて残ってしまうことがあります。薄毛でない頭皮なので、髪の毛が生えてくれば見えなくなりますが、しばらくは目立ってしまいます。
ちなみに、頭皮に傷をつけない「FUE法(繰り抜きグラフト法」という方法もあります。FUE法では、約1ミリ程度単位で髪の毛をくり抜く方法です。
FUE法は縫い合わせなどが必要ない利点がありますが、頭皮のくり抜き時に髪の毛を上手く採取できず、移植した後に定着率が悪いとされます。
FUE方は、医師の技術の差に左右される手術とされているため、信頼できる医療機関で行うことが大事です。
自毛植毛の方法としては、他にはダイレクト法、ARTS法などがあります。
- 植毛が定着するまで抜け毛になる・時間がかかる
植毛した頭皮は、一度髪の毛が抜けて再度新しい髪の毛として生えてきます。
その間は移植した頭皮のまま過ごすことになります。
また、移植した頭皮で新しい髪の毛が生えてきて、自分の髪の毛として定着するのに10ヶ月~12ヶ月程度かかります。
移植後からは植毛が頭皮に定着するまで、特定の薬を使用したり、洗髪方法など気を遣う必要があります。
植毛は簡単に済むようで、定着するまでが大変です。定着した後は、自分の髪の毛として育つのでいいのですが・・。
- 一度に沢山の面積を移植できない
植毛は一度に沢山の面積を移植できません。
そのため、範囲が広いと数回に分けて自毛植毛をする必要があります。
目安では、そりこみのM字だと約40cm2程度、頭頂部だと60cm2程度の面積を移植する必要があります。
植毛の単位は、グラフトと言って1つの毛穴から生えている毛包を1グラフトします。植毛では500グラフト、1000グラフト、1500グラフト単位で移植することが多いです。
1つの毛穴からは髪の毛は1-4本程度生えていて、1グラフトで髪の毛2本程度です。
あとは髪の密度などを考慮して、1回で済む手術なのか、どうかを判断していきます。
- 費用が高い
自毛植毛は、1回の費用が高いです。
多くの方が実施する自己植毛の相場は、500グラフトで約50万円、1000グラフトになると約150万円、1500グラフトで約200万円程度もかかります。
自毛植毛は技術力により、移植後の髪の毛の品質がかなり変わるので、あまり安いクリニックは警戒したほうがよいかと思います。
また、自己植毛のメリットは1回だけで、費用が済むということがありますが、加齢により薄毛が進行する可能性があります。移植した頭皮以外に薄毛になることがあるので、不自然な頭皮になる可能性もありますので注意をしたいです。
- ショックロス
自毛植毛で、新しく植毛した部分の周りが一気に脱毛する症状を「ショックロス」と言います。
自毛植毛は、自分の髪の毛を薄毛の頭皮に埋め込むことをしますが、頭皮はこれまでと違う環境になることで、頭皮が拒絶反応を起こします。
すると、拒絶反応を起こした頭皮は、一気に脱毛が始まります。薄毛になっていた周りの髪の毛が一気に抜けてしまうのです。
自毛植毛といっても、自分の髪の毛が頭皮に定着するまでの期間は、10ヶ月~12ヶ月くらいかかります。
自毛植毛のデメリットばかり書いてしまいましたが、良い点もあります。
自毛植毛は、円形脱毛症などAGAでない薄毛の場合も対処ができるのです。自毛植毛は自毛が頭皮に定着した後は、処置がほぼ不要なので、薬などを飲み続ける必要などがないというメリットもあります。
頭部の外科手術までして、自毛植毛する前に本当に自己植毛間でする必要があるのか、あなたの頭皮チェックを行って頂きたいです。
ウッチャンより一言
- 植毛は自毛植毛、人工植毛があるが、人工植毛は感染症などのリスクが高いのでやらない
- 自毛植毛は、自分の髪の毛を移植するため拒否反応がなく、自分の髪の毛にできるが失敗のリスクもしっかり見ておく必要がある
- 自毛植毛を本当にやる必要があるか、いまいちど自分の頭皮をチェックしてみてから決める