剃りこみ 後退

年々、剃り込みの後退しているかも・・と心配になっていませんか?

剃り込みの髪の毛は、年齢とともに少しずつ後退することもあります。

男性で薄毛出ない場合でも、剃り込みの部分は40代~50代にかけて徐々に後ろに下がり、おでこが広くなっていきます。薄毛で無ければ急激に剃り込みの後退はしません。

ですが、男性型脱毛症(AGA)の薄毛の場合、剃り込みの後退が急激に進みます。そしてあっと言う間に、剃り込み部、生え際が後退して「M字ハゲ」という薄毛になります。

いわゆるM字ハゲになると、もとに戻すことが、かなり難しいです。M字の剃り込みの皮膚・頭皮は、血行が悪く、髪の毛が生えづらいところです。

一度でも髪の毛が抜けて、毛穴が髪を生やさないようになると、なかなか長い髪が生えてこなくなるのです。

AGAによる薄毛の場合は、剃り込みの毛穴周辺に悪玉男性ホルモン「DHT」が増えていき、周辺の髪の毛を一気に脱毛させて、髪が正常に生えてこないようにするのです。

そのため、M字の剃り込み、生え際周辺の育毛をする場合は、まず悪玉・男性ホルモンDHTを排除する必要があります。

DHTは、市販の育毛剤では抑制するのが難しいです。育毛剤の宣伝ではDHTを抑えるような記載があるかもしれませんが、特定の医師が処方する薬でないと効果がないです。そのため、市販の育毛剤をで剃り込みの後退を止めるのは、まず難しいと思って頂きたいです。

そこで、ここでは剃り込みの後退をチェックして、後退を止める方法についてご紹介します。

剃り込みの後退を止める方法

剃り込みの後退を止める方法は、頭皮の悪玉男性ホルモン・DHTを減らし、髪の毛が生えやすい頭皮環境を作ることが基本の流れになります。

剃り込みの後退しているかをまずチェックしてみてください。20代前半だと顔の形が変わって、おでこが広がっているだけのこともあります。20代半ば以降ならAGAの可能性が高いです。

剃り込みの皮膚の下には、毛細血管がありますが、非常に血行が悪いです。毛細血管も血行不良になると血管がなくなっていき、髪の毛を作る毛母細胞に栄養がいきづらくなります。

そのため、剃り込みの髪の毛は、栄養不足なり、DHTが活発に動くのです。それで、毛母細胞の活動が弱まり、髪の毛が作られなくなります。それで生え際が後退していくようになるのです。

<剃り込みの後退を止める方法>

  • 本当に剃り込みが交代しているか確認

    剃り込みの頭皮の部分を鏡やスマホの写真・動画で拡大して見てみてください。

    頭皮には毛穴が沢山ありますが、毛穴から髪の毛が生えている場所に注目します。通常、1つの毛穴からは1本~4本くらい生えています。

    健康な頭皮ですと、髪の毛が沢山生えている場所は密度が高く、1つの毛穴から3~5本の髪の毛が生えています。髪の毛と皮膚の境目・生え際、剃り込みなどは、1つの毛穴から1本くらい髪の毛が生えています。

    髪の毛が濃い頭皮は1つの毛穴から沢山の髪の毛が生えていて、髪の毛から素肌にまたがる密度が低い頭皮は1つの毛穴から1本程度しか生えていないことになります。

    ですが、薄毛になっている頭皮の毛穴は、生え際の毛穴は、1つの毛穴から4~5本の髪の毛が生えています。

    というのも、今の生え際の頭皮は”昔は髪の毛が沢山生えていた場所”だったからです。

    ですので、生え際の周辺の毛穴に3~5本の沢山の髪の毛が生えているようなら、剃り込み・生え際が後退していることになります。

    また、AGAの原因を突き止めたJ.B.ハミルトンによる剃り込み後退の定義をしています。このまま日本人に当てはまるかわかりませんが、参考にご紹介します。

    剃り込みの後退の判断は、顔を横から見て耳の中心部に上に線を引きます。その線と剃り込みの深いところの距離が2センチ以下だと薄毛とされています。

  • DHTを抑えて剃り込みの後退を止める

    悪玉男性ホルモン・DHTを抑えるのに有効とされている薬は「フィナステリド(フィンペシア)」と言う薬だけです。

    フィナステリドは、DHTを抑える薬として医学的エビデンスもあり医師の処方により使える薬です。

    ですので、ドラッグストア・薬局でフィナステリドを手に入れることはできないです。

    フィナステリドを手に入れるには、皮膚科・AGAのクリニックなどで診断を受けて薬を処方してもらいます。

    フィナステリドは飲み薬で、甲状腺ホルモンの分泌を制御する薬です。そのため、男性ホルモンの分泌が抑制され、DHTが減って薄毛の根本原因にアプローチすることができます。

    ただ、フィナステリドは副作用があります。男性ホルモンを抑制するため、性欲減退・男性機能の低下、肝臓への負担などがあります。ですが、副作用は発症率が低いため、既往症がある場合を除けば自覚症状として問題になることはないケースが多いです。

    僕もフィナステリドを飲んでいますが、性欲もありますし、日常生活には支障はないです。むしろ、副作用は気になるけど、薄毛が改善されるのでもっと早くから飲んでおきたかった薬ですね。

  • M字薄毛は治すのが難しい、早めの対処を

    M字の薄毛は、血行が悪くDHTが増えて薄毛になりやすい頭皮のため、治すのが難しいです。

    ですので、剃り込みの後退が気になったら、早めに薄毛ケアをはじめて頂きたいです。

    AGAの場合は、市販育毛剤などでは効果の期待値が低いので、薄毛の専門家に頭皮の状態をチェックしてもらい、適切な処置をしてもらうことが大事です。

    剃り込みの薄毛の場合は、特に一度髪の毛が抜けたらまた生やすのは非常に難しいです。ですので今生えている髪の毛を大切にして、剃り込みの後退を止めることを速攻でやって欲しいですね。

    自分1人で育毛ケアしていると、時間や労力をムダにしますので、遠回りしたくなければ早めに専門家に診てもらってくださいね。

剃り込みの後退からM字ハゲになる前に

AGAの場合、薄毛になる兆候があるので、気になる症状が出始めたら、早めに薄毛の専門家の診断をしてもらって頂きたいです。

<M字ハゲになる薄毛の兆候>

  • 髪の毛が細くなる

    AGAによりDHTが増えてくると、髪の毛の成長が弱まってきます。

    髪の毛を作る毛母細胞の活動も弱まり、しっかりとした太い髪の毛が作られなくなってきます。

    そのため、髪の毛が細く、チリチリした髪の毛が増えてきます。10代の頃は太い髪だったなのに、急に細くなったな・・と感じたら危険な薄毛サインです。

  • 抜け毛が増えた

    抜け毛の多さも薄毛のバロメーターです。

    抜け毛が急に増えてきたら注意です。1日平均50本~100本くらいは抜け毛が出ると言われてますが、脱毛症になると、1日200本~400本など多くの抜け毛が出ます。

    シャンプーあとの排水口の抜け毛、起きた時の枕についた抜け毛、髪をセットしている時に抜ける抜け毛などザックリとでいいので、抜け毛の本数を数えてみてください。

    秋から冬は抜け毛が増加しやすいですが、1日100本以上が抜けているようだと、注意したほうがよいですね。

AGAクリニックでは初診は無料診断・カウンセリングをしてくれるところがあります。

無料診断では、マイクロスコープ(顕微鏡)を使って頭皮の状態をチェックしてもらえます。剃り込み、生え際、後頭部、頭頂部など各頭皮を細かく見ることで、AGAの傾向が出ているか確認できるんですね。

無料診断をしたからといって、治療をする必要はないので、まずはお近くのAGAクリニックで頭皮チェックをしてもらっていただきたいです。

1日、2日間と時間が経つに連れてどんどん、剃り込みが後退していきます。一度抜けた抜け毛を元に戻すのは難しいので、できたら早めに薄毛の専門家の診断をしてもらうことをおすすめしたいです。

ウッチャンより一言

  • 剃り込みの頭皮は、血行不良になりやすく悪玉男性ホルモンDHTが増えやすい最も薄毛になりやすい場所
  • 剃り込みの後退は、単におでこが広くなっているか、薄毛(AGA)が原因かチェックする
  • AGAなら市販育毛剤では対策は困難、育毛ケアは薄毛の専門家に診てもらうことが大事