シャンプー TSUBAKI 椿

シャンプーをしないとハゲやすいのはウソだと思いますか?

作家の五木寛之さんは、大のシャンプー嫌いで年4回しかシャンプーをしないそうです。

しかし、五木寛之さんの髪の毛は、80歳を超えてフサフサなんです。

他にも俳優の福山雅治さんは、湯シャンといってシャンプーを使わずに、お湯だけで髪の毛を洗うとか。

それでも、福山雅治さんも40半ばでもキレイな髪の毛を維持しています。

一般的には、シャンプーをしないと頭皮に脂が詰まり、髪の毛の成長が阻害されるように思われます。

育毛シャンプーの宣伝では、頭皮の皮脂づまりが薄毛を促進すると言っていたりします。

どちらが本当なのでしょうか?

ここでは、シャンプーをしないとハゲるのか、頭皮にどういう影響があるのかご紹介します。

シャンプーしないとハゲる?頭を洗わないほうが髪に良い・悪い?

シャンプーをしないとハゲる?という点は「No」と言えると思われます。

というのも、日本人がシャンプーをし始めたのは、ごく最近のことです。昭和40年台くらいまでは、シャンプーという概念が浸透していなかったようです。

当時は、シャンプーはせずに、週に1,2回髪の毛をお湯ですすぐか、石鹸であらっていたようです。

昔の石鹸というと、質が悪い固形石鹸です。強アルカリ性の洗浄力が強い洗浄力があるものです。それで頭皮を洗っていたら、皮脂づまりどころじゃないですよね。

これらのことを考えると、皮脂づまりだけでなく、頭皮の汚れなども多少あっても、直接的な薄毛の原因とは言い辛いです。

五木寛之さんや福山雅治さんなど、芸能人の例では個人差がありますが、昔の方はシャンプーをしていなくてもハゲにならないと言えるのではないでしょうか。

<頭を洗ったほうが薄毛に良い?悪い?>

では、頭を洗ったほうが薄毛に良いか、悪いのか?という点が気になります。

薄毛(AGA)の原因は、髪の毛の成長サイクル(毛周期)が乱れることに起因します。

男性ホルモンの影響により、髪の毛の伸びる・成長する時期が短くなります。すると、髪の毛を作る毛母細胞が弱ってきて、毛根のミニチュア化(小さくなる)が起きます。

ミニチュア化した毛根の髪の毛は、細く柔らかく抜けやすい髪質になります。特にAGAの場合は、生え際・頭頂部といった場所が薄くなりやすく、これらの場所は毛細血管からの栄養が取りづらい場所であり、髪の毛に栄養が生きづらくなります。

すると、髪の毛が育つ期間が短くなり、すぐ抜けて、また生えてもすぐ抜けるという悪循環になります。そして、最終的に髪の毛が生えてこなくなります。

このようなサイクルになると髪の毛を回復/復元するのはかなり難しくなります。

ですので、髪の毛が生えづらい環境を作るという意味では、あまり強く頭を洗うことは避けたほうが良いといえます。

シャンプーの洗浄成分も、洗浄力が弱い成分のシャンプーを使うことをおすすめします。ドラッグストアなどで売っているシャンプーの多くは、ラウレス硫酸ナトリウム・ラウリル硫酸ナトリウムといった刺激が強い成分が入っています。

育毛シャンプーでも刺激がやや強いオレフィンスルホン酸系の成分が使われていることもあるので、気を付けたいところです。

薄毛対策でシャンプーをしないほうがいいのか?ということについては、髪のべとつき・脂などが気になるようならアミノ酸シャンプー・ベタイン系シャンプーなどの刺激が弱い洗浄成分のシャンプーを使って頭を洗って頂きたいです。

ゴシゴシと手でこするように洗わず、指の腹(指の先)を使って軽くマッサージするくらいで洗うと良いです。

頭皮の状態が気になる方は、AGAクリニックなどでマイクロスコープによる頭皮チェックをすることをおすすめします。

また、AGA遺伝子検査という血液検査があります。遺伝により薄毛になりやすい体質かチェックすることもできます。

初診無料で頭皮チェック等行ってもらえるクリニックがありますので、気になりましたら行ってみて頂きたいです。

ウッチャンより一言

  • シャンプーしないとハゲになるのは「ウソ」
  • 薄毛が気になるなら、シャンプーは洗浄力が弱いアミノ酸・ベタイン系シャンプーでやさしく洗うのがよい
  • 薄毛になりやすい体質か調べるなら、AGAクリニックで診断できる