元々おでこが広いとハゲと違いが分からなくなってきませんか?
おでこが広いと、将来ハゲて薄毛になるのでは?と心配にもなったりします。
男性の場合、20歳前後で顔の形が変わる方もいて、おでこが広く見えることがあります。
10代はまだ子供の顔の形なので、20代以降で大人の顔の骨格に変わるんですね(オジサン化とも言いますが・・汗;)
その場合は、おでこが広い=ハゲ、というわけではないです。
ですが、そうでない場合、おでこが広い=若ハゲが進行、という可能性もあるので注意したいです。
そこで、おでこが広いのか、ハゲて来ているのかの違いをチェックする方法をご紹介します。
おでこが広いのとハゲの違いが分かる基準とは?
おでこが広いのとハゲの違いは、OT.ノーウッドの判定法と、頭皮の毛穴をチェックする方法ことで分かります。
おでこと頭皮は皮膚がつながっていますが、境界線は髪の毛(産毛)が生えています。
生え際の髪の毛は、産毛のような短い毛が生えていて「境界線」が分かりづらいですよね。
そこで、OT.ノーウッドという男性型脱毛症(AGA)の判断基準があります。
OT.ノーウッドの薄毛判定基準は、顔を横にした時にM字ハゲ(剃りこみ)がどこまで進んでいるか?で判断します。
耳の穴(耳孔)と、おでこのM字部分の一番奥(剃りこみ)から真っ直ぐ上に線を引いて、その間の距離が2cm以内なら薄毛(AGA)と判断します。
剃りこみ~耳の穴の距離が2cm以上なら、AGAでないと判断します。
ただ、OT.ノーウッドのAGA判断基準は欧米人をベースにしているので、顔の形が違う日本人では当てはまらない点もあるかもしれません。
そこで、OT.ノーウッドの判定だけでなく、生え際の髪の毛の毛穴・密度をチェックします。
おでこと頭皮の境界線で産毛が生えている毛穴を写真でチェックすることで、薄毛が進行しているか分かります。
- おでこと髪の毛の生え際をスマホで写真をとる(拡大)
おでこの生え際の周辺を右側、真ん中、左側を写真か動画をとってみます。
髪の毛と毛穴がよく見える写真を取れるまで連写してみるといいです。
1人だと上手く撮るのが難しいですが、何回かチャレンジしてみてください。
↓おでこ付近の髪の毛の密度が低いのが分かるでしょうか? おでこの髪の密度が低いところから、薄毛が進行していきます。。
密度が低いところの髪の毛は細くて、抜けても生えづらくなってきます。
この髪の毛の密度が低いところが頭頂部の方に向かっていくと、おでこが広くなってしまうのです。
- 1つの毛穴から出ている髪の毛の本数をチェックする
健康な状態ですと、1つの毛穴から髪の毛は1~3本くらい生えています。髪の毛が沢山生えている後頭部などは同じような生え方のはずです。ですが、髪の毛の生え際などは、1つの毛穴から髪の毛は1本くらいしか生えていません。
ですので、おでこの生え際の毛穴に、髪の毛が2~3本以上生えているなら薄毛は進行していないと言えます。
生え際の毛穴から髪の毛がしっかり生えていれば、その部分の頭皮は、今も昔も変わっていないということです。
↓マイクロスコープのおでこの上の毛穴
写真では、1つの毛穴から1~2本は出ていてまだ元気な状態です。もっと健康だと3本生えます。わたしの頭頂部も薄くなってきていたので、あまり参考になりませんが・・汗^^逆に、生え際が1つの毛穴から髪の毛が1本くらいしか出ていないと、薄毛が進行している可能性が高いです。
1つの毛穴から髪の毛が2~3本生えている頭皮は、以前からその場所は、髪の毛が沢山生えていたことを意味します。
1つの毛穴から髪の毛が0~1本しかない、密度が低い、となると、頭皮から髪の毛が減っていることを意味します。
つまり、生え際が後退して、以前髪の毛が沢山生えていたところが、今の生え際になっているということです。
↓マイクロスコープの生え際付近の毛穴 1つの毛穴から髪の毛が1本しか出ていません。髪の毛も細いです。
さらに、髪の毛が生えていない毛穴があり、髪の密度が低くなっています。
髪の毛が1本しか生えず、密度が低くなると、おでこが後退して頭頂部に広がっていきます。
- 生え際の両端が危険
おでこの広さは生え際の中心部分が後退していなければ、広がっていないといえます。
ですが、おでこの両端(剃り込み)はどうでしょうか?
よく言う「M字ハゲ」と言われる方の薄毛は、生え際の両端から薄毛が進んでいきます。
↓こんな感じです これは、加齢によって剃り込みが深くなることもありますが、明らかに剃り込みが深いと薄毛の危険性もあります。
剃り込みの部分も同じように、1つの毛穴から出ている髪の毛の本数をチェックしてみてください。
もし、1つの毛穴から出ている髪の毛の本数が多いようなら、M字の薄毛の可能性もあります。
おでこが広いのが薄毛かも?と心配なら、薄毛のクリニックで見て頂きたいですね。
薄毛専門のクリニックは、初診は無料のところが多く、マイクロスコープで頭皮の状態をチェックしてもらえます。
また、必要に応じて、遺伝子検査をして、男性型脱毛症(AGA)の検査も出来ます。AGAになりやすい遺伝子をもっていると、将来薄毛になる可能性が高いことが分かります。
もし、将来の薄毛が心配でしたら早めにチェックだけでもしてもよいかと思います。
おでこの生え際を育毛する方法
おでこの生え際を育毛するには、まず本当に薄毛なのか?を薄毛の専門家に診てもらうとよいです。
薄毛でないのに育毛剤などでケアすると、間違った育毛ケアで本当に薄毛になってしまうかもしれません。。汗;
薄毛が進行しているか確認した上で、薄毛に効果があるケアをしていくのが大事です。
もし薄毛の可能性があった場合は、民間療法の育毛ケアはしないようにしてください。
「昆布を食べれば髪が伸びる(白髪が治る)」
「育毛シャンプーで皮脂を取り除き、清潔にするのが育毛によい」
・・など、これらは完全に間違ってはいないですが、ちょっと勘違いしているところがあります。
薄毛の専門家による科学的な根拠をもった方法で、育毛・発毛ケアをしていただきたいのです。
間違った育毛をしていると、お金・時間をムダにするだけでなく、薄毛の進行が更に進む可能性が高いです。すると、髪の毛を復活させるのにさらに労力がかかることになります。
おでこが広いからといって、必ずしもハゲになるとは言い切れません。
ただ、髪の毛が細い、柔らかい髪質に変わってきた、抜け毛が増えてきた、髪のボリュームが減った、という方は、AGAの可能性もあるので、薄毛のチェックをしたほうがよいかもしれません。
将来の薄毛が心配でしたら、早めに薄毛の専門家で診断を受けて、不安を取り除いて頂きたいです。
ウッチャンより一言
- おでこが広いのとハゲの違いは、生え際が後退しているかどうか
- 生え際の後退は、毛穴から生えている髪の毛の本数で分かる
- 将来の薄毛が心配な場合は、薄毛の専門家に診断してもらって不安をなくす