スカルプD 毛母細胞

薄毛を改善するのに毛母細胞を活性化するには、何をしたらよいでしょうか?

薄毛になると、髪の毛を作る毛母細胞の働きが悪くなります。

すると、毛母細胞は、細い毛や軟毛といった抜けやすく、伸びづらい髪の毛しか作れなくなります。

そこで、毛母細胞を刺激して活性化すれば、元気な太い髪の毛を作り、薄毛が改善していきます。

ただ、毛母細胞の状態によって効果がある場合、効果がない場合があります。

例えば、薄毛の進行がかなり進んでいて、地肌が見えているところに、育毛剤や頭皮マッサージを行っても、正直なところ、髪の毛を復活させるのは難しいところです。

まだ薄毛の進行が初期なら、育毛剤などで髪の毛をよみがえらせることも可能です。

ですので、毛母細胞を活性化させるには、薄毛の進行に応じた対策をする必要があります。

そこで、ここでは、薄毛の進行に応じた毛母細胞を活性化させる方法をご紹介します。

毛母細胞を活性化する方法は?薄毛の進行で違う育毛ケアとは

毛母細胞を活性化させるには、頭皮にどれだけ復活できる毛母細胞が残っているかによって対策が変わります。

毛母細胞は、頭皮の毛穴の中にあり、直接確認するのは難しいため、薄毛の進行度によって見極めていきます。

AGAによる薄毛の場合は、どんどん薄毛が進行する可能性があるので、できるだけ早く対策することが大事です。

<毛母細胞を活性化する方法>

  • 生活習慣の改善(薄毛初期)

    薄毛が初期段階(気になるかも?と言う程度)なら、まず生活習慣の改善をして頂きたいです。

    薄毛になる原因はいくつかありますが、生活習慣による影響が大きいです。

    食事と睡眠は、規則正しく取ることが大事です。

    食事は、髪の毛の材料になるタンパク質を中心にしてみてください。肉の脂っこい食事は避けて、ビタミン・ミネラルが取れる海藻・野菜類も食べるようにします。

    睡眠は、髪の毛にかなり影響があるので、甘く見ないほうがいいです^^

    睡眠は眠りのレベルが4段階あります。入眠から徐々に眠りが深くなり、一番深い4段階目の眠り(レム睡眠)に達すると、成長ホルモンが分泌されます。

    この成長ホルモンが出ることで、毛母細胞の分裂を促し、髪の毛の生成を促進します。いくら栄養を取ったり、育毛剤をつけたりしても、十分な睡眠が取れないと意味がありません。

    ですので、睡眠を深く眠る事ができるよう「眠りの質」を気にして睡眠をとってみてください。

    たくさん寝ても、眠りが浅いと、成長ホルモンの分泌が少ないです。

  • 育毛剤による活性化(薄毛初期~中期)

    薄毛が初期~中期段階は、毛母細胞を活性化する効果がある育毛剤などを使うとよいです。

    毛母細胞を活性化する成分には次のようなものがあります。

    • EGF(エピダーマル・グロス・ファクター)
    • ペンタデカン酸グリセリド
    • ニコチン酸アミド
    • アデノシン

    脱毛が始まってしまっている場合、髪の毛を止める必要があるため、育毛剤だけでは止められないことがあります。

    そのときは、ミノキシジル+プロペシアの育毛薬が効果が高いです。

    ミノキシジルは、市販発毛剤「リアップX5(プラス)」を薬剤師がいるドラッグストアで購入できます。濃度は5%までで、それ以上は医師の処方が必要です。

    プロペシアは、市販では購入できず、医師の処方が必要です。

    薄毛が進行していならば、AGAのクリニックで、薄毛チェックをしてもらうと良いです。

  • 幹細胞治療(HARG:ハーグ治療):薄毛進行末期

    薄毛の進行がかなり進んでしまっている場合、育毛薬などでは時間がかかる、といった場合は幹細胞治療が効果的です。

    幹細胞治療は、毛母細胞を活性化するというより「毛母細胞を再生する」治療です。

    実は、薄毛の頭皮には、薄毛になっても毛母細胞の元になる「幹細胞」が残っています。

    幹細胞とは、iPS細胞とは少し違いますが、人間の髪や皮膚などの細胞の原型になる細胞です。幹細胞に成長因子を与えると、血液・皮膚などに成長することが分かっています。

    そこで、幹細胞に髪の毛に育つ成長因子を与えると、髪の毛の細胞に育っていき、本来の髪の毛が再生される治療です。

    ハーグ治療によると、3ヶ月程度で自分の髪の毛が再生されます。

    ハーグ治療は、再生治療として注目されています。ですが、高い技術力を必要とされるため、まだ治療ができる病院が少ないことがネックでもあります。

    薄毛が進行してかなり深刻な状態の方は、ハーグ治療も検討してみてよいかと思います。

毛母細胞が活性化しなければ、再生させればよい?

毛母細胞は、頭皮の毛穴の奥にあり、髪の毛を作る細胞です。

薄毛になり髪の毛がなくなると、毛母細胞を含む毛乳頭は毛穴の奥に縮小しています。ですが、髪の毛が生えなくなった頭皮の毛乳頭は存在しても、髪の毛を作ろうとしなくなります。

この状態で、いくら毛乳頭・毛母細胞を刺激しても、髪の毛が生えるようになるまではかなり時間がかかってしまいます。

そこで、残っている毛乳頭の中にある幹細胞から毛母細胞を新たに作り出すのが、幹細胞治療なのです。

ですので、生えている髪の毛がなくなってしまった頭皮へ幹細胞治療は有効です。

ですが、髪の毛がまだ残っているなら、毛母細胞は死んでいないので、育毛薬による治療を進めたほうがよいかと思います。

また、薄毛の初期段階の方は、将来AGAの薄毛になる可能性もあるので、次のような症状がある方は、AGAの無料診断を行ってみてくださいね。

  • 抜け毛が多い(1日100本以上)
  • 地肌が見えるようになった
  • 髪の毛が細い、柔らかくなった

ウッチャンより一言

  • 毛母細胞を活性化するには、薄毛の段階に応じた対策をする
  • 薄毛の段階に応じて、生活習慣飲み直し、育毛薬による治療、幹細胞治療などの治療方法がある
  • 頭皮の状態がわからない時は、AGAのクリニックで無料診断してもらうと良い