血糖値と薄毛には関係があるのでしょうか?
薄毛は太っているとなりやすい、デブになるとハゲる人が多い、といった昔から言われている事があります。
太っている=薄毛、とは必ずしも言えないですが、なんとなく太っている人・薄毛の人で知っている人を思い浮かべると、意外と当てはまるのです。
なぜ、血糖値が高い・太っていると薄毛になるのでしょうか?
血糖値が高いと、体内の脂肪が内臓脂肪・皮下脂肪に溜まりやすく、肥満気味の方が多いと言えます。
血糖値の上昇は、膵臓からインスリンというホルモンを分泌させ、血液中の糖質を中性脂肪に変えていく働きがあります。
この時、糖質が多く取り過ぎると、インスリンが過剰分泌してしまい、インスリン分泌が異常になり、糖尿病になってしまいます。血糖値の上昇は、ホルモン分泌や血液の成分が薄毛と関係がありそうです。
そこで、薄毛と血糖値は関係ないようですが、実は深いところで繋がっている点についてご紹介します。
血糖値は薄毛に関係する?肥満になるとハゲのか?
血糖値が高いと、薄毛になるとは言い切れませんが、相関関係はあるといえると思われます。
血糖値は食べる食べ物に大きく関係します。
甘いもの・炭水化物・脂っぽいものなどを食べると、胃で消化された後、小腸にて栄養分が吸収します。吸収した栄養は、血流に溶けて、流れるようになります。炭水化物などは糖質となり、血液中に入っていきます。糖質は、体のエネルギーとして使われ、脳や筋肉などの組織で消化されていきます。
ですが、エネルギーが余ると、糖質はジャマな存在になります。そこで、膵臓からインスリンというホルモンにより糖を脂肪にして、内臓脂肪・皮下脂肪に吸収していきます。
これが、肥満になるのです。
肥満になると、血流の脂肪が増えて、血液がドロドロになります。よくいう「ドロドロ血」です。
ドロドロ血は、血流に強い粘りを持たせるようになり、血液の循環が悪くなるんですね。
すると、頭皮などの毛細血管に送るべき栄養が十分に届きにくくなります。血液がドロドロになると、血管の内側の周りにコレステロールの膜ができるようになり、血管が細くなっていくのです。
すると、血流が悪くなるだけでなく、動脈硬化という脳梗塞・心筋梗塞などを起こす原因になるので注意をしたいです。動脈硬化を放っておくと、血管の周りに出来たコレステロールの膜が破れて、血液の固まりが出来てきます。この血液の固まりが、血管の中を流れると血管の細い部分に詰まって血栓ができます。
この血栓が脳の血管で起きると「脳梗塞」、心臓の血管で起きると「心筋梗塞」になります。
話が脱線しましたが・・血液に脂肪や糖分が多くなると、血液がドロドロになり、頭皮などの末端にある血管に栄養が回らなくなるのです。
ですので、糖分・炭水化物のとり過ぎは、薄毛を悪化させる可能性があるので、気をつけたいですね。
血糖値を上げる薄毛に良くない食べ物
血糖値を上げる食べ物は「美味しいもの」です。
美味しいので、沢山食べることなり、急激な血糖値上昇が起きるのです。
そこで、ここでは薄毛のために控えたい食べ物をご紹介します。
- 麺類
ラーメン、パスタ、うどん、などは美味しくて思わず、ドカ食いしてしまいますよね。
ラーメン、パスタなどの炭水化物は、食べると急激な血糖値上昇につながります。
ラーメンはスープに塩分が多く含まれているので、血圧も上昇させるので体に良くないです。
- ご飯、イモ類など炭水化物
ご飯、芋なども炭水化物の代表例で、血糖値の上昇が高い食品です。
食べ過ぎは禁物。ご飯は、半分にするなど量を減らすだけでもだいぶ違います。
- 缶コーヒー、ジュース
缶コーヒー、ジュースは、かなり糖分が高いので注意です。
スポーツドリンクも水代わりに飲んでいると、かなりの糖分を取ることになり、注意が必要です。
甘いジュース、缶コーヒーは、液体で糖分を取るため、小腸での吸収率が非常に高いです。甘みは飲みとクセになりますが、そのぶん体にダメージを与えていることに注意が必要です。
缶コーヒーはブラックならOKです。
- ケーキ、お菓子、甘いもの
甘い食べ物は、糖分の塊です。
夜に甘い食べ物を食べたくなりますよね。。疲れやストレスがあると甘いものを食べたくなったりします。
多少は食べても問題ないと思いますが、食べ過ぎは注意です。
ケーキクリームとしてのっているショートニングは、糖度が非常に高く、トランス脂肪酸という太りやすい人工の油でできているので気をつけたいです。
- カロリーゼロ食品、カロリーハーフの食品
カロリーゼロ、カロリーハーフの食品は、人工甘味料を使っているので、カロリーはゼロというわけではないので気をつけて下さい。
人工甘味料は、通常の砂糖の数百倍の甘さを持ち、中毒性があると言われています。
カロリーゼロの食品を取るなら、自然の甘さをもった食品を取ったほうがいいですね。
原材料に、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースといった成分が入っていると人工甘味料が入っていることになります。
人間の細胞は、60兆個あると言われており、約6ヶ月で生まれ変わると言われています。(中には変わらない細胞もありますが)
その期間で食べた商品により、生まれ変わる細胞も影響を受けるとも言われています。
そのため、薄毛を考えた時に、食べ物を見直すことは大事です。人間は食べたものでできているのですから・・。
すぐに食事の内容を変えるのは難しいと思いますが、1日に食べるもの・飲むものを少しずつ変えることで、半年後の自分が変わってきます。
ですので、薄毛だけでなく健康面についても、食事の内容には気を使ってみてはいかがでしょうか。
ウッチャンより一言
- 血糖値が高いと肥満になりやすく、薄毛にもなりやすい傾向がある
- 血糖値を上げる食品は、炭水化物・糖分など「美味しい食品」
- 人間の細胞は約6ヶ月前に食べた食品の栄養からできているので、食べ物に少し気を使ってみる