全スカの男

髪の量が少ない男が、20代を中心に増えています。

髪の毛が弱々しいと、将来、髪の毛が薄くなるかも?と心配になりますよね。

髪が少ない方は、髪の毛が細い・柔らかい・地肌がすけて見えるといった特徴があります。

髪の量が少ないのは、頭の生え際・頭頂部だけ、と言ったタイプ、全体的に薄くなるタイプがあります。

いわゆる「若ハゲ」というのは前者の生え際・頭頂部だけといった一部が薄くなるタイプです。

ですが、最近は、全体的に薄くなる「びまん性の薄毛」になる方も増えているんですね。

そこで、髪の毛の量が少ない原因、全スカにならない対策についてご紹介します。

髪の量が少ない男が増えている?全スカになる原因とは

髪の量が少ない男が増えている原因は、食生活などの習慣、ストレス、男性ホルモンの影響などが考えられます。

髪の毛は生活習慣やストレスなどの影響を受けやすいため、抜け毛が増えたり、白髪が増えたりします。

髪の毛が抜けるのは一時的?AGA?

食生活の変化やストレスなどの一時的な変化で髪の量が少なくなってきたのなら、一時的な脱毛症と言えます。

たとえば、学生から社会人になって急にストレスフルな仕事についたり、転職などで慣れない仕事・残業をして、食生活・生活習慣が変わった時です。

ですが、10代の頃からずっと髪の毛は細く、柔らかくて抜け毛が多い、と言うと、体質的な影響が大きいです。この場合は、一時的な脱毛症でない可能性が高いです。

一時的な脱毛症でなく、本格的な脱毛症(薄毛)になる場合は、男性ホルモンによる影響が関係していることが多いです。

男性ホルモンによる髪の毛の影響は、AGA(男性型脱毛症)と言い、3人に1人の男が薄毛になる原因でもあります。

髪の量が少なくなる原因としては、これらの要因が複数重なり合っていることもあります。

そこで、髪の量が少ない場合の原因と対処についてご紹介します。

<髪の量が少ない男の原因とは?>

  • 髪の毛が細いために、量が少なく見える

    髪の量が少なく見える原因として「髪の毛が細い」ことがあります。

    髪の毛の直径は0.02~0.10mmほどですが、髪が細くなると急に頭が寂しい印象になります。

    髪の直径が半分になると面積は1/4になる

    全体の髪の毛が0.10mmの方と、0.05mmの方を考えてみましょう。

    髪の毛の直径が2倍違うと、面積で言うと4倍(面積は長さの2乗になるため、2×2=4)も違うのです。

    ですので、髪の毛が少しでも細くなると、髪の面積が極端に少なくなる見えるのです。

    髪の毛の直径が半分になっただけでも、かなり印象が違いませんか?頭皮全体の髪のが細くなるだけで、全スカっぽくなるんです。

    これに髪の毛の長さも関係するので、実際は正確に25倍違うわけではありませんが、見た目的にはかなり違います。

    髪の毛の太さは、20~30歳までがピークで細くなっていくと言われています。そのため、髪の毛が細くならないよう対策を打つ必要があります。

  • 1つの毛穴から生える髪の毛が減っている

    髪の毛は頭皮の毛穴から生えていますが、1つの毛穴から1本~3本の髪の毛が生えています。

    1つの毛穴から生える本数が減る

    健康な頭皮では、髪の毛が密集している場所は、1つの毛穴から2~3本と多い量の髪が生えています。生え際など髪の毛が薄くなる場所は、1つの毛穴から髪の毛が1本くらいしか生えていません。

    髪の毛がスカスカになる全スカは、頭皮全体に1つの毛穴から生えている髪の毛の本数が減っている可能性があります。

    1つの毛穴から沢山髪の毛を生やすには、髪の毛を作る毛母細胞を活性化させる必要があります。

    毛母細胞が働いていないと、髪の毛を生産する能力がないため、髪の毛は細くなり、髪の量も減ります。ですので、毛母細胞を活性化させる必要があるのです。

  • 男性ホルモンの影響

    髪の毛の量が少ない原因に、男性ホルモンの分泌が関係していることがあります。

    男性ホルモンが血液を通して、頭皮に栄養を与える時に「5α還元酵素」という酵素が男性ホルモンを「DHT(ジヒドロテストステロン)」というホルモンに変換させます。

    DHTは、毛母細胞に嫌がらせをして、髪の毛の生産をストップさせる働きがあります。DHTは、10代の頃は生殖器などを作るホルモンで大事なのですが、20代以降は、薄毛になる働きをしてしまうのです。

    そのため、髪の毛の量を増やすには、DHTを作らせないようにする必要があります。

髪の毛の量を増やして全スカにならない対策とは?

髪の毛の量が少ない→量が多い、にするには、生活習慣の見直しとAGA(男性型脱毛症)になっていないかチェックする必要があります。

  • AGAかどうかチェックする

    AGAで髪の毛の量が減っているとすると、DHTというホルモンの分泌を抑えないといけないです。

    DHTの分泌を抑えることで、髪の毛を作る細胞・毛母細胞が正常に働くようにする必要があるのです。

    それには、まず、AGAかどうかチェックします。

    AGAかどうかは、AGA遺伝子検査をすれば確実です。AGAの遺伝子検査は、AGA専門のクリニックで行えます。費用は1万円~ほどかかりますが、将来薄毛になる心配がある方は、やっておいて損はない検査です。

    また、髪の毛をマイクロスコープでチェックして、頭皮の状態を見ることも大事です。

    AGAの検査をして、単に一時的に薄くなっているのか、根本的に薄毛対策をしないといけないか変わってきます。

  • AGAの場合、抜け毛防止・発毛させる

    もし、検査でAGAとわかったら、AGAの治療をすることになります。

    AGAの治療は、いくつか方法があります。

    一般的なAGA治療は、発毛成分のミノキシジルを塗る、脱毛を止める薬・プロペシアを飲むといったことです。

    発毛の薬は効果がある面、副作用のリスクもあります。副作用は少ないとされていますが、頭皮がかぶれたり、性欲減退などです。

    副作用が気にならない方は、全く気にならないですし、気になる方もいるので、実際に試してみないと分からないことがあります。

    他には、頭皮注射(メソセラピー)、自毛植毛、ハーグ療法(幹細胞の再生をする) 等があります。

    まずはAGAかどうかをチェックしてから、対策を考えるとよいです。

  • 睡眠と栄養バランスの良い食事

    AGAかどうかは関係なく、睡眠と栄養バランスが良い食事をすることは髪の毛の成長を良くします。

    特に、髪の毛の成長を実感するのは「睡眠」です。

    睡眠は、できるだけ”質の高い”眠りが大事です。

    眠りの深さは4段階あります。眠りにつくと、すぐに浅い眠りの2段階目まで行き、数時間後にレム睡眠と呼ばれる4段階目の深い眠りに落ちます。

    そこで、大量の成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、細胞の新陳代謝を促します。髪の毛やツメなど皮膚細胞が新しく生まれ変わるのです。

    そのため、髪の量が少ないと感じているなら、できるだけ質の高い睡眠をシッカリ取るとよいです。

    また、栄養も髪の毛を作るタンパク質を始め、ビタミン・ミネラル成分も取るようにします。ただ、タンパク質でも、植物性の豆類などから取って、動物性の脂が多い肉類は控えるほうがよいです。

    食事でバランスのよい栄養が取れない場合、サプリメントでも構いません。

    栄養をよくとって、よく眠る、というのが、髪の毛を元気にする習慣です。

髪の量が少ない原因を知るには、AGA(男性型脱毛症)かどうかを、チェックすることが大事です。

AGAの場合、DHTというホルモンを減らすことが対策になります。

AGAでなければ、他の原因(皮膚疾患、ストレスなど)を特定して、対策していきます。

AGA専門クリニックでは、AGAの無料診断と遺伝子検査を行うことが出来ます。初診は無料なので、髪の毛の量が少なくて将来が心配な方は、言ってみて頂きたいです。

ウッチャンより一言

  • 髪の量が少ない男性が増えていて、男性ホルモン・生活習慣などの原因が関係している事が多い
  • 髪の毛の量を増やすには、AGAによる脱毛がないか検査をすると髪が薄い原因が分かる
  • 質が高い睡眠・バランスの良い食事をすることだけでも、髪が元気になる助けになる