髪の毛の伸びるのが遅いのは、薄毛の前兆かも?と思ったことありませんか?
実際に、髪の毛の伸びる早さは1ヶ月で約1cmと言われています。
髪の毛の伸びるスピードは年齢・生活習慣で変わります。成長する方は1ヶ月にもっと長く伸びますね。髪の毛の伸びるスピードは、食事などの生活習慣・ストレスなどによって変動するんです。
不規則な生活習慣を取っていると、髪の毛の成長が遅くなり、1ヶ月で1cm未満になることもあります。
ですが、髪の毛の成長が遅くなることが増えると、抜け毛・薄毛に繋がる可能性があるのです。
男の頭髪は20歳前後が一番良い状態で、20代・30代以降は加齢と共に髪の太さ・髪密度などが悪化していきます。
髪の毛の成長が遅いことは、髪が正常に作られていないことで、頭皮が悪い状態が続くと抜け毛・薄毛に発展する可能性があるのです。
ですので、髪の毛の伸びるのが遅いと感じる方は、早めに薄毛にならないかチェックして頂きたいです。
ここでは、髪の毛が伸びるのが遅い原因、髪の成長スピードを早く正常に戻す対策などをご紹介します。
髪の毛が伸びるのが遅い原因は?
髪の毛が伸びるのが遅い原因は、生活習慣・食事・睡眠など多岐にわたります。
そのため1つずつ問題ないかチェックして、改善していく事が大事です。
髪の毛は、頭皮の毛穴の中にある「毛母細胞」という細胞が細胞分裂して作られていきます。髪の毛はツメと同じで、作られると同時に皮膚が固まり、ケラチンというタンパク質になり古い髪の毛を押し出して伸びていきます。
髪の毛が伸びるのが遅いということは、髪を作る毛母細胞の働きが遅い・弱っているといえます。
そのため、毛母細胞を活性化することで髪の毛は正常に伸びていきます。
<髪の毛が伸びる成長が遅い原因は?>
- 毛母細胞の栄養不足
毛母細胞には、頭皮の下にある毛細血管から栄養をもらって髪の毛を生産しています。
毛母細胞への栄養が途絶える2つのパターンがあります。
- 頭皮の血行不良
頭皮は、皮膚の浅いところに毛細血管が張り巡らされています。
毛細血管の1つずつがそれぞれ髪の毛を作るために、動脈から分岐して、直径0.005~0.01ミリくらい細い血管で頭皮全体を覆っているんですね。
毛細血管は細いので血液の栄養(ヘモグロビン等)が通りにくいため、血流も遅くて栄養を届けるのにも時間がかかります。
そして毛細血管はあまり血液の流れが遅いと、途切れてしまうこともあるんです。動脈吻合(どうみゃく・ふんごう)といいます。
薄毛になりやすい頭頂部・生え際などは毛細血管が通りにくい皮膚が固い場所です。動脈吻合が起きやすく、毛細血管が少なく、毛母細胞に栄養が行き渡りづらいのです。ですので、M字や頭頂部に薄毛が起きやすいともいえます。(薄毛の場所はAGAの悪玉男性ホルモンも関係しています)
そのため、頭皮の血行を良くする頭皮マッサージは効果的です。動脈吻合の毛細血管を蘇らせて、血液を流して栄養を毛母細胞に届けやすく出来るのです。
- 食事での栄養不足
食事でビタミン・ミネラル(亜鉛・銅など)の摂取が不十分だと毛母細胞に栄養が行き渡らなくなります。
人間の体は、生命の維持に重要な器官に栄養を運ぶことを優先するので、栄養不足になるとすぐに頭皮へ栄養は途絶えます。例えば、栄養失調になると大量の抜け毛が出るんですね。
栄養も偏った食事を取っていると、髪の毛を育てるのに必要な亜鉛、ビタミンB6、ビタミンB12などが意外と取れてないことがあります。
しっかりご飯を食べているつもりでも、栄養が取れていないこともあるので、注意したいです。
ですので、不足しがちな野菜・ミネラルの栄養素を取るようにしたいです。栄養不足が心配な方はサプリでの摂取もおすすめします。
- 頭皮の血行不良
- 睡眠不足
髪の毛が伸びるスピードが遅いのは、睡眠時間が足りない可能性が高いです。
「寝る子は育つ」といいますが、髪の毛も寝ている間に成長します。
寝ている2時間後くらいから髪の毛を成長させる成長ホルモンが出始めるんですね。成長ホルモンにより毛母細胞の細胞分裂も活性化して髪の毛が育ちます。
成長ホルモンが出やすいと言われているのは、午後22時~午前2時くらいです。仕事をしていると、22時に寝るのは難しいので、せめて0時くらいには寝て、睡眠時間6時間くらいを確保したいところです。
ちなみに、僕は薄毛治療を始めてから、TVも見ず早く寝て23時~6時まで寝てます。7時間くらい寝る生活を続けていたら髪の毛の伸びるようになった感じがします^^:意外と健康的な生活になって、髪の毛以外のこともプラスになった気がします。
- 頭皮の状態が悪い
頭皮が脂っぽい・皮脂づまり・炎症などを起こしていると、髪の毛が成長しづらい環境になります。
特に、フケなどが出る頭皮に皮膚炎が出来ていると、体は髪の毛の成長より頭皮の修復にエネルギーを使うようになります。
そのため、髪の毛が成長が遅くなる可能性があります。
頭皮炎症は、脂漏性皮膚炎などは薄毛と併発することも多いので、注意したい皮膚炎です。脂漏性皮膚炎は直るのに時間がかかるので、出来るだけ早めの根治が重要です。
頭皮が脂ぎっている・ベタつく、フケ・かゆみが出る方は、シャンプーの選び方、シャンプーのやり方を見なおしてくださいね。
また、皮膚の炎症が出ている時に、ヘアワックス・カラーリング・パーマ・白髪染め・ブリーチなど頭皮にダメージを与えることは避けたほうがいいです。
髪の毛の成長を遅いのを改善!薄毛にならないためには
髪の毛の成長が遅くなるのを改善するのは、出来るだけ早めに対策をしたほうがいいです。
というのも髪の成長が遅いのは、薄毛になるリスクが高い状態なんですね。
髪の毛の成長に関しては、男性型脱毛症(AGA)のリスクも見ておいたほうがよいです。AGAとは、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが、頭皮の生え際・頭頂部などの毛母細胞を不活性化して、脱毛を促進します。さらに新しい髪の毛が生えてこないようにする、恐ろしい男性ホルモンの1種なんです。
男性でM字ハゲ・頭頂部ハゲといった薄毛になっている方はAGAによる薄毛といえます。また、頭が全体的に薄くなり地肌が見える「全スカ」という若ハゲに多いパターンもAGAが関係しています。
AGAは、遺伝的な要素もあり、AGAの遺伝子を持っていると、DHTのホルモンを発現しやすい体質といえます。ただ、AGAの遺伝子を持っていても必ずしも薄毛になるわけではないです。AGA遺伝子+生活習慣により薄毛になってしまうのです。
AGAは遺伝子検査をすることで、簡単に分かります。さらにアンドロゲンレセプター(男性ホルモンの感受性)などの検査も追加で行うことで、体質から薄毛治療の方針が立てられます。
現在は、薄毛(AGA)は治らないことはなく、治療をすることでしっかり改善出来る時代になっています。
薄毛の進行がかなり進んでいると時間がかかったり、難しいケースもありますが、薄毛進行中の方でしたら、薄毛を止めて、脱毛した髪の毛を復活することができるようになっています。
薄毛が気になりだしたら、早めに薄毛対策を始めることが大事です。抜けた毛を元に戻すのは相応の時間がかかるので、将来薄毛になるかも?と思ったら早めに薄毛の専門家にチェックしてもらうことが大事です。
自分で市販の育毛剤などを使って試行錯誤していると、時間が経つだけで結果が出づらいです。まずは無料診断・カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?
ウッチャンより一言
- 髪の毛が伸びるのが遅いかどうかは、1ヶ月=約1センチの基準をチェックする
- 髪の毛の成長が遅いのは、食生活・血行不良・睡眠時間・頭皮の健康状態が関係している
- 髪の毛の成長が遅いのは、薄毛のリスクが高いので早めに専門家にチェックしてもらうことが大事