急に髪が細くなったら、髪の毛の成長が止まりかけているかもしれません。

髪の毛の太さは、髪の毛の成長・元気のバロメーターです。

元から髪の毛が細い方もいますが、髪の毛がが細ければ細いほど、髪の毛の成長が止まりやすいです。

というのも、髪の毛を作る頭皮の毛穴の奥にある「毛母細胞」という細胞から作られていて、毛母細胞の活動が活発なほど髪の毛を沢山作ります。

そのため、髪の毛は毛母細胞が元気なほど、太く・長くなりやすいのです。

急に髪の毛が細くなるというのは、毛母細胞の活動が低下していることを意味します。

そこで、なぜ急に髪の毛が細くなる原因、このまま薄毛になるのか?についてご紹介します。

急に髪が細くなったら?抜け毛が増えて薄毛になる原因とは

急に髪が細くなるなるのは、薄毛になりやすい危険なサインと思ってください。

ちょっと脅かしてしまうようですが、髪の毛が細い・柔らかくなるといった髪質の変化は、髪の毛の異常を知らせる変化なんですね。

年令を重ねるごとに、徐々に髪の毛は細くなりますが、急に細くなるのは、何かしらの原因が考えられます。

髪の毛は体調やストレス、男性ホルモンの分泌なども複雑に関係しています。特に、急に髪の毛が細くなるといった症状は、脱毛症・薄毛になる兆候とも言われています。

そのため、急に髪が細くなった原因を解消するようにして、薄毛にならないよう注意して頂きたいです。

<急に髪が細くなったら?>

  • 強いストレスが続く

    急にストレスがかかると、髪の毛が細くなったり、白髪が増えたりしやすいです。

    仕事などで精神的に参ってしまうような、急にストレス状態は頭皮や髪の毛によくないのです。

    というのも、ストレス状態になると体の自律神経が交感神経が優位になります。交感神経は、興奮・緊張・気が張っている状態で、体が危険を感じていて、いつでも戦闘態勢になっている状態なんですね。

    そのため、血流が生命維持に重要な内臓などの臓器に集中し、末端にいかなくなります。緊張すると手や足が冷えたり、汗をかくのもそのためです。

    交感神経が優位だと、同じように頭皮も血流が悪くなり髪の毛を作る栄養などが届かなくなります。

    そのため、ストレス状態が長く続くと、髪の毛が成長できず髪の毛が細くなったり、抜け毛が増えたりします。

    ストレス状態が長く続くと、それをきっかけにして、薄毛に発展することもあります。

  • 頭皮に異常がある

    頭皮に炎症・ニキビなどの出来物や、フケが出ていませんか?

    頭皮が脂っぽくて、ギトギトになっている方も注意が必要です。

    頭皮が異常な状態になっていると、髪の毛が成長しづらくなります。頭皮が傷んでいると、頭皮に来る栄養はすべて炎症などを直すために使われてしまうのです。

    そのため、頭皮が皮膚炎などの異常な状態になっていると、髪の毛が成長しづらくなります。そのため、髪の毛が細くなったり、柔らかくなったりします。

    髪の毛が元気よく生えるためには、まず頭皮環境を正常する必要があるんですね。

    ただ、頭皮の皮脂が人より多めくらいでは、問題ありません。男性の皮脂は出やすいので、30代・40代くらいまではギトギトまでいかなくても、脂っぽいことはよくあることです。

    ですが、あまりに頭皮がベットリするようならシャンプーなど頭皮ケアを見直したほうが良いかもしれません。

  • 男性ホルモンの影響

    男性ホルモンが髪の毛を細くして、抜けやすくすることがわかっています。

    その男性ホルモンは、ジヒドロテストステロン(DHT)と言います。DHTは、10代までは性器などを作る働きがある大事なホルモンなのですが、成人になると、髪の毛を脱毛させる原因になるのです。

    特に、DHTにより髪の毛が薄くなる症状を男性型脱毛症(AGA)といいます。

    AGAは、20代~30代にかけて急に髪が細くなる・柔らかくなる・抜け毛が増えるといった症状が起きるのが特徴です。また、薄くなる場所が、頭頂部、額の生え際(M字)といった部分が多いです。

    AGAは遺伝的な要素も大きく、DHTが毛母細胞に働きかける感受性が遺伝で受け継がれると言われています。そのため、男性ホルモンによる感受性が強いと、髪の毛が脱毛しやすい体質ということになります。

    AGAによる薄毛は、何もしないと止めることができないため、注意が必要です。

    市販の育毛剤では、AGAの根本原因であるDHTを減らせないため、DHTを減らす育毛薬を使うことが根本対策です。

    育毛剤は髪の毛を伸ばす働きがあっても、新しい髪の毛を生やす、抜け毛を減らすことができないのです。

    ですので、AGAはまず抜け毛を減らす対策をすることが重要です。

AGAは、薄毛になりやすい体質の方がなり、スピードが早く、薄毛が進行しやすいです。

髪の毛が抜けるスピードが早く、髪の毛が生える・育つスピードが遅くなるため、頭頂部は薄くなり、生え際は後退しやすいです。

まずはAGAかどうかを見極めて、薄毛対策をして頂きたいです。

AGAかどうかの判断は、AGA専門のクリニックの診療で判別できます。AGA専門のクリニックは、初診無料で見てくれるところもありますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

ウッチャンより一言

  • 急に髪が細くなるのは、薄毛のサインの可能性があるので見逃さない
  • ストレス性・頭皮の異常は一時的なものだが、男性ホルモン(AGA)は進行性の薄毛なので注意
  • AGAかどうかは、AGA専門クリニックの診断をしてもらうとすぐに分かる