髪の毛が細い・抜けるのが目立つなら、AGA(男性型脱毛症)の可能性が高いです。
AGAの特徴として、急に髪の毛が細くなる・抜け毛が増える症状が現れます。
特に、頭頂部の生え際が後退したり、頭頂部のてっぺん辺りが薄くなる印象があると薄毛の進行がすでに始まっているかもしれません。
また、以前より朝に寝ぐせが付かなくなった、髪全体のボリュームがなくなりペタンコ髪になると髪の毛が弱ってきているのも薄毛の前兆です。
鏡を見て自分の髪が以前よりだいぶ減っている、ボリューム感がなくなっていると感じたら、早めにAGAかどうか調べることをおすすめしたいです。
というのも、AGAが一度進みだすと、髪の毛が脱毛していく速度はかなり早いです。
数ヶ月・1年先はかなり髪型が変わっている可能性もあります。
ですので、薄毛の疑いがあるようなら、AGAかどうか検査して対策を打つことが大事です。
ここでは、AGAの前兆の症状とチェック方法・対策についてご紹介します。
髪の毛が細い・抜けるならAGAの前兆かも?
AGAは、髪の毛が細くなる・抜け毛が増える前兆があり、気付くと薄毛がかなり進んでいることが多いです。
薄くなりやすい頭髪の部位は、前頭部の生え際・剃り込み、頭頂部です。後頭部や側頭部(耳の上)周辺は割と髪の毛がフサフサと残ります。
それで、M字の薄毛や頭頂部だけ薄くなるような薄毛がクッキリ目立つような薄毛になります。
AGAで薄毛になる原因は、髪の毛を脱毛させて新しい髪の毛を生やさないようにする男性ホルモン(DHT:ジヒドロテストステロン)が過剰に分泌することによるためです。
DHTという男性ホルモンは、10代の半ば頃までは生殖器などを作るホルモンとして活躍しますが、20代を過ぎるようになると「5αリダクターゼ」と言う酵素に反応することで、頭髪の脱毛を促進します。
5αリダクターゼは、頭皮の頭頂部・生え際周辺に多く存在することから、頭頂部が薄くなる・生え際の後退といった薄毛の症状になります。
<髪の毛が細い・抜ける・・AGAの前兆とは?>
- 抜け毛の毛根が丸くない
抜け毛の毛根(根本)を見ると、髪の毛が抜けた時の頭皮の状態・原因が分かります。
朝起きた時の枕元などを見て、自然に抜けた抜け毛の毛根を10本くらいチェックしてみます。
健康な抜け毛の毛根は、黒い丸い楕円の球状になっています。楕円の球状がない、白いもの(皮脂)が付いているといった毛根が多い時は、頭皮が健康でないことを表してます。
薄毛が進んでいる時の毛根は、黒い楕円の球状が事が多いです。
これは、髪の毛が成長中に栄養不足などで成長が止まり、抜けてしまった可能性が高いのです。
薄毛になると、髪の毛を成長させるエネルギーが不足しているために、正常な代謝ができなくなっています。
抜け毛の毛根を見て、薄毛の抜け毛になっている時は、早めにAGAになっているかチェックすることをおすすめします。
- 1日の抜け毛の本数が100本以上
1日の抜け毛の本数は約50本~100本程度と言われています。
正確に抜け毛を数えるのは難しいですが、ざっと見て1日当たり100本~300本抜けているとしたら危険な状態です。
秋~冬にかけては抜け毛が増えやすい時期ですが、100本以上抜けている日が続くようなら薄毛を疑っても良いかと思います。
同時に、抜け毛の根本もチェックして薄毛のサインが出ていないか見て頂きたいです。
- 髪のセットが決まらない日が多い
薄毛が進むと髪の毛が弱くなり、髪の毛のセットが上手く決まらないことが多くなります。
ハリがある髪は、立ち上がりも良く、髪のセットもしっかり決まります。ハリがなく細い髪は、地肌に張り付くようにペッタンコの髪になります。
すると、ワックス・ムースなどの整髪料を付けても上手く髪が決まらないのです。
昔は剛毛で寝ぐせがヒドかったのに、最近は寝ぐせもなくペットリした髪になっているのも注意です。
AGAになると、初期症状はあまり気付かないことが多いです。男の場合、意外と髪が細くなってもそれほど気にしない方が多いためです。
そのような時は、いつも行っている美容師さんに髪質が変わったか、薄毛の兆候がないか?など聞いてみると良いと思います。美容師さんは直接的に薄毛になっているとは言いづらいこともあるので、髪が細くなっているか、髪の密度は少ないかなど聞いてみるといいです。
髪が細く抜け毛が増えたらAGAの検査を!
AGAは放っておくと、脱毛が急激に進行して気付くと薄毛になっていた!ということも少なくありません。
毎日鏡を見たり、スマホで写真を取って髪の毛が減っていないか?生え際が後退していないか?チェックしてみるといいです。
そんなに待っていられない方は、AGAの遺伝子検査を行うとよいです。
AGAの遺伝子検査は、あなたの遺伝子にDHT・悪玉の男性ホルモンが分泌しやすい体質か調べることが出来ます。
さらに男性ホルモンの感受性が高いかを調べることで、DHTによる脱毛が起きやすいか分かるのです。
ただ、DHTが分泌しやすい体質だからといって、必ずしも薄毛になるとは限りません。
薄毛は、AGAの体質+食生活などの生活習慣も影響しているためです。今は薄毛になっていないけれど、生活習慣が乱れると薄毛が進行しやすい体質とも言えます。
AGAの遺伝子検査は、自宅キットも売っていますが、AGA専門のクリニックで行うことをおすすめします。DHT活性化の遺伝子だけでなく、男性ホルモンの感受性など複数の項目があり、AGA専門の先生に薄毛のタイプを診断してもらい、適切な対策を教えてもらうことが大事です。
薄毛の対策は、信頼できる薄毛の専門家にチェック・指導してもらうことが、改善の早道です。自己流の薄毛対策などは時間とお金ばかりかかる遠回りになるのでやめたほうがいいです。(僕がそうだったので・・)
ウッチャンより一言
- 髪の毛が細くなった、抜け毛が多いなら、AGAによる薄毛の可能性が高い
- AGAは抜け毛の毛根の形、1日抜ける本数、セットが決まらないなどの前兆がある
- AGAはAGA専門のクリニックの遺伝子検査をすると、薄毛になりやすい体質かチェックできる