海外の薄毛の治療は、日本よりかなり進んでいます。
薄毛になるのは、日本人だけでなく、どの国でも同じように悩んでいる方がいるのです。
海外では、薄毛でも気にならないというイメージですが、意外と気にする方は多いです。
ですので、薄毛に関する研究や治療薬、育毛剤などは、かなり先進的な治療を行っています。
日本はどちらかというと、安全性を重きに置くので、少しでも危険性があると使わないようになってしまいます。
そのため、海外で使われている効果があると言われる発毛剤の多くは、日本では販売・処方されていません。
一部のAGAクリニックでは、クリニックと患者さんの判断で使っている発毛剤もありますが、ほとんどのクリニックは日本の厚労省が認可した発毛剤を使っています。
では、海外での薄毛の治療はどのように進んでいるのか?ご紹介します。
海外の薄毛治療の裏事情とは?強力な育毛剤で克服してる?
海外の薄毛治療のトレンドは、発毛剤・育毛剤ではなく、自毛植毛をする方が増えています。
自毛植毛とは、自分の髪の毛を束で抜いて、髪が薄くなった頭皮に植毛する方法です。
これまでは「植毛」というと、人工毛を使った植毛でした。頭皮に人工毛を植えると、頭皮の拒否反応・アレルギー反応が出てしまい、あまり使い物になりませんでした。
そこで、編み出されたのが、後頭部などの自分の髪の毛を抜いて、薄い部分に植える方法です。自分の髪の毛を植毛するので、拒否反応が出づらいのです。
植毛のよいところは、100%生えることが保証されていることです。育毛剤や発毛剤は付けたり服用して、髪の毛が生えるのを待つ、というスタンスでしたが、植毛はそのまま生えている毛を持ってくるので、100%生えるのです。
しかも、例え髪の毛が抜けてしまっても、頭皮ごと移植してくるので、髪の毛を作る毛乳頭も移植されてくるので、また髪の毛が同じように生えてきます。
後頭部などから持ってきた頭皮は、頭頂部や生え際の毛乳頭とは違って、生えやすいので、AGAになりにくいとされています。ですので、自毛植毛すれば、当分の間は髪の毛がシッカリ生えてくれるのです。(年をとったら自然と薄くなるかもしれませんが)
これだけ自毛植毛の話を聞くと、これはいい!自分もやりたい!と思ってしまいますよね。
でも、現実はそんなに甘くなかったりします。。
海外で行われている自毛植毛ですが、やはりトラブルが多いのです。
そもそも自毛植毛の技術は、非常に高い技術が必要です。頭皮を薄くはがして、別の頭皮に移植するのです。整形技術のような手術が簡単に出来るわけがありません。
しかも、頭皮をはがした部分と頭皮を植毛した部分が、キレイに髪の毛が生え揃わないといけないないのです。
特に植毛した方の頭皮は、キレイに移植しないと上手く定着しないんですね。頭皮が定着しないと、人工毛のように拒絶反応・アレルギー反応がでて、かぶれたり頭皮の一部だけ、見た目がおかしくなるのです。
海外の薄毛治療で自毛植毛が多く行われていますが、技術力と安全性が確保されていないとリスクが大きすぎます。
ですので、海外では薄毛治療として、自毛植毛が流行っていますが、ミノキシジル・フィナステリドといったAGA治療も人気があります。
海外のミノキシジル・フィナステリドは容量や濃度が高い製品が多いです。例えば、フィナステリドの4倍効果があるというデュタステリド、飲むミノキシジル・ミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)、高濃度ミノキシジル(7%~16%)、ニナゾールといった薬も出ています。
ただ、これらの育毛薬は効果が高い分、副作用も強いといえます。濃度や効果が高いほど副作用も強いため、安易に効果が高いと思って使うと危険です。
ですので、海外の薄毛治療で人気だからと言っても、日本人の体質にはあまり合わないものもあります。そのへんは自己責任でやる必要があります。
僕も一時期海外の薄毛治療薬に興味を持ちましたが、最終的にはやめました。やはり健康を害すると薄毛以上に失うものもあるかなと思ったんですね。
ヘタレかもしれませんが、これは自分の価値観で判断して頂きたいですね。
でも、1つ言えるのは、薄毛が心配でしたら、一度AGAクリニックに行って、頭皮チェック・検査をしていただきたいということです。
AGAの検査をして、やはり専門家の見識を聞いておく必要があると思うんですね。AGAにも男性ホルモンの感受性の強さなど体質が分かるので、自分の体質を知った上で薄毛治療を始めて頂きたいです。
ウッチャンより一言
- 海外の薄毛治療のトレンドは、自分の髪の毛を移植する「自毛植毛」が人気
- 自毛植毛は100%髪の毛が生える良い方法だが、海外ではトラブルが多いので注意
- 海外で販売している育毛剤・発毛剤もリスクがあるので、危険性を知った上で使うか判断する