植毛を自毛でやると危険でしょうか?
これまで植毛は人工毛を使っていましたが、頭皮のアレルギーなどで使えない方が多かったです。
人工毛は、不自然な髪の毛で頭皮の細胞くくりつけるのは、拒否反応が出てしまうんですね。
ですが、最近は後頭部の自分の毛を薄い部分に植毛する方が増えています。
特に海外では、AGA(男性型脱毛症)の薄毛対策としてかなり人気になっています。
というのも、フィナステリド・ミノキシジルといった発毛剤だと効果が出るまで時間がかかり、100%髪の毛が生える保証がないです。
ですが、自毛植毛は、手術後の一時期をすぎれば、メンテナンス不要でフサフサになると言われています。
でも自毛を植毛するには、頭皮から皮膚をはがして、移植するので危険性も気になります。
そこで、自毛植毛の危険性などについてご紹介します。
植毛を自毛でやる危険性ある?失敗する危険性は?
植毛を自毛でやる危険性は、完全にゼロとは言い切れないです。
自毛の植毛をやるデメリットとしては、手術後の自毛が拒否反応なく、頭皮に根付くかどうか?です。
また、植毛した頭皮が再度、AGAになるリスクもあります。移植した頭皮は悪玉の男性ホルモン(DHT)の分布が少ない後頭部からもってきますが、AGAになり薄くなる可能性もあります。
AGAで頭皮が薄くなる頭皮は、元々血行が悪くて、髪の毛が生えづらい場所なんですね。
さらに、加齢と共に、皮膚のコラーゲン組織が弱まり、髪の毛が太くシッカリ生える頭皮環境が衰えていきます。
そのため、せっかく自毛移植をしても、一生ずっとそのまま植毛のケアをしなくていい、というわけではないです。
自毛を植毛する回数
自毛を植毛するには、グラフトという単位で髪の毛の束で移植します。
そのため、自毛植毛する回数も、植毛する頭皮面積に応じて、1~3回に分けて植毛します。
1回の植毛では2~3cm×10~15cmの面積の頭皮を植毛します。1グラフトで2500~5000本程度の髪の毛を植毛します。M字の生え際、頭頂部で薄い部分の面積が広い場合は、植毛の回数を分ける必要があるんですね。
自毛植毛してから1年間が勝負
自毛植毛をすると、ドナーとなる頭皮(後頭部が多い)のケアと、植毛した頭皮が定着するまで1年間ほどかかります。
1年の間に、植毛した頭皮の周辺に「ショックロス」という脱毛が起きます。通常は脱毛を2回ほど繰り返して、正常な髪の毛が生えてくるようになります。ですので、植毛した後、植毛した頭皮はハゲになる状態が2回続くのです。
ですので、自毛植毛した後は、しばらくは包帯などで頭部を隠す必要があります。後頭部のドナーの皮膚は、キレイに縫合できるので目立ちません。
目立つのは植毛した薄い部分です。自毛植毛した頭皮が安定するまで、いかに上手くごまかすかも大事だったりします。。
また、植毛後は頭皮が根付くまで、頭皮のかゆみや違和感がある方が多いです。ただ、一時期をガマンすれば、徐々に慣れてきて、しっかり頭皮が定着してきます。
ですが、植毛後に頭皮が炎症を起こしたり、違和感が取れないこともあります。
植毛を成功させるには、自毛植毛の技術が高いクリニックを選ぶのが大事です。植毛とは、皮膚を移植する医療行為です。そのためキレイに・簡単・安くすると、後で高くつくこともあります。
海外でAGAの方が、植毛をする方が多くなっていますが、トラブルも多いようです。
トラブルの多くは、クリニック側の技術不足、術後の注意事項を守らないことなどがあるようです。
自毛植毛は100%髪が生えるのはよいですが、デメリットの面もしっかり知った上で行うことが大事です。
ウッチャンより一言
- 自毛植毛は頭皮の皮膚を移植する医療行為で、リスクがゼロではない
- 自毛の植毛後は、ショックロスなど移植した皮膚が根付くまで1年くらいかかる
- 自毛植毛をするなら、実績のある技術が高いクリニックを選ぶのが大事