育毛シャンプーや育毛剤など使っているはずなのに、生えている実感ありますか?

育毛剤をずっと使っていても、あまり効果ないかも?という方が多いかもしれません。

というのも、市販の育毛剤・育毛シャンプーには科学的に証明されていない育毛の効果の成分が使われていることが多いからなんです。

現在のところ、医学的に育毛の効果が認められている成分は、2つの成分しかありません。

それなのに、育毛剤メーカーが独自に研究・開発した成分を使って育毛剤として売られていることが多いのです。

医学的に認められていない育毛成分を使っても、効果がある方もいるかと思いますが、効果がハッキリしないことも多かったりします。

もし、育毛剤を使っても効果があまりないな・・と感じていたら、成分をチェックして育毛ケアを見直したほうがいいかもしれません。

多くの育毛剤は、頭皮の血行を促進し、発毛因子と呼ばれる髪の毛の細胞(毛母細胞)の活動を働きかける成分が入っていることが多いです。

ですが、頭皮に育毛剤をつけても、しっかりと毛穴の奥の毛母細胞に届いて、薄毛の原因になっているDHTというホルモンを減少させ、発毛させる力まではない育毛剤が多いです。

そこで、医学的にも効果が認められている育毛成分や育毛ケアについてご紹介します。

育毛の効果がある成分は?

現在、育毛の効果がある成分で、医学的に認められている成分は「ミノキシジル」のみと言えるかと思います。

また薄毛の進行を止める成分としては「フィナステリド」があり、この2つの成分のみが医学的にも効果が実証された成分です。

ミノキシジル・フィナステリド以外で発毛効果がある成分は、効果が限定的といえます。

日本皮膚学会の薄毛(AGA)ガイドラインにも、ミノキシジル・フィナステリドとも効能が最高のAランクです。それ以外は、Dランク以外で効果が限定的になっています。

ネット販売などで売られている育毛剤も、その育毛剤メーカーが独自で研究した結果に過ぎず、効果はミノキシジル・フィナステリドには及ばないです。

最近は、ミノキシジルの3倍効果があると宣伝している「キャピキシル」という成分が注目を浴びましたが、評判はそれほど高くなく、日本皮膚学会でも特に動きはないようです。

そこで、医学的にも効果が認められた育毛の成分についてご紹介します。

<本当に効果がある育毛成分とは?>

  • ミノキシジル(塗り薬)

    ミノキシジルは、元々血圧を下げる薬として使われていたのですが、飲むと副作用で体中の毛が濃くなる副作用があり、その効果を利用した育毛成分です。

    ミノキシジルは塗り薬と飲み薬があります。ミノキシジルの飲み薬は、ミノキシジル・タブレット(通称:ミノタブ)と言われています。

    ミノキシジルは、日本では医師の処方がない場合は、5%までの濃度までと厚労省で決められています。育毛剤としては唯一、大正製薬から「リアップX5」として薬局で売られています。

    リアップX5は発売当初は、育毛業界で話題になったようですが、5%の濃度では全員が効果を実感できるレベルまで達していないようです。もしリアップX5が最強の育毛剤なら、今頃、誰もがリアップX5を使っているはずですから・・。

    ミノキシジル濃度5%以上は、皮膚科・AGAクリニックにて処方できます。ミノキシジルは10%~15%などの濃度を高められますが、あまり濃度が高いと、皮膚がかぶれるなどの副作用があるデメリットがあります。

    ミノキシジルを頭皮に付けるだけでは、薄毛の方誰にでもに効果を出すのは難しいとも言えます。

  • ミノキシジル・タブレット(通称:ミノタブ、飲み薬)

    ミノキシジルは塗るだけでなく、タブレットの薬として飲むこともできます。

    ミノタブはクリニックの医師のも処方が必要です。ミノタブは飲むと、ミノキシジルの成分が小腸より取り込まれて、血液中に入り体中を巡ります。すると、頭皮だけでなく、体中の体毛が濃くなりやすいです。(多毛症)

    また、血圧を下げる薬でもあるので、血圧が下がるため、低血圧の方は動悸などの副作用が出る場合があります。ただ飲む分量を調整すれば、既往症がない限りは、ほとんど方は一時的に動悸などがするものの、健康上で問題がでることはないです。

    ミノタブは、髪の毛を生やすのに効果が高いためかなり人気があり、個人輸入などをする方がいます。ですが海外の粗悪品も出回っているため、信頼できるクリニックで処方してもらうほうがよいです。

    厚労省からも海外からのミノタブの個人輸入は止めるようお達しがあり、家族・会社などに迷惑が掛からないようにしておくほうがよいです。

  • フィナステリド

    フィナステリドは、薄毛の進行させる男性ホルモン(DHT)を抑制する効果があると医学的に認められている育毛の治療薬です。

    製品名はプロペシア・フィンペジアという名称で、日本ではMSD社(旧万有製薬)から売られていて、医師の処方が必要な飲み薬です。

    薄毛治療の基本となるのは、ミノキシジルとフィナステリドが中心になることが多いです。フィナステリドは、薄毛を止める働きがあり、最初にフィナステリドを服用して、薄毛・抜け毛が止まるかをチェックすることが大事です。

    フィナステリドは、髪の毛を作る細胞(毛母細胞)を不活性させるDHTという男性ホルモンを抑制する働きがあるため、薄毛の進行を止めて、頭皮の状態を現状維持させる大事な働きがあります。

    そのためフィナステリドでDHTを減らし薄毛を止めてから、ミノキシジルで発毛させるというのが育毛治療の基本になります。

    AGAクリニックなどでは、フィナステリドとミノキシジルと併用して薄毛治療をして、ある程度髪の毛が生えるようになると、少量のフィナステリド服用で薄毛の進行を止めていく対処がとられることがあります。

ミノキシジル・フィナステリド以外の育毛成分は、頭皮の血行を良くしたり、毛母細胞を活性化・刺激させる成長因子と呼ばれる成分があります。AGA専門クリニックでは、これらの成分は、ミノキシジル・フィナステリドの補足として使われます。

そのため、ミノキシジルがない育毛剤をいくら付けても、髪の毛が生えてくる実感がでないのも仕方ないです。育毛剤の広告では、3ヶ月で髪の毛が生えてきた!といった体験談などが書かれていますが、人によるためあまり期待しないほうがよいです。

育毛を効果的に行い薄毛改善するには?

育毛で失敗する方の多くは、自己判断で育毛剤などを購入して、試行錯誤で薄毛を改善しようとする方が多いです。

薄毛の悩みはなかなか他人に言えないですし、皮膚科やAGAクリニックへ行くのはかなり抵抗があるため仕方なく、試行錯誤になってしまいがちです。

誤った知識や効果のない育毛剤・育毛ケアをしていても薄毛の進行が止まるわけがないのです。

僕の場合も、今ほどは薄毛治療のことやAGAクリニックが有名でなかく、情報もなかったため試行錯誤するしかなかったんですね。

ですが、今ではAGAクリニックなどが全国に出来ていて、誰もが通えるようになりました。AGAクリニックでは初診で無料診断ができて、頭皮の状態をチェックしてくれたりします。またAGAの遺伝子検査も出来るため、血液検査をするだけでAGAかどうかも分かるんですね。

もし、自分がAGAならばショックではありますが、将来薄毛になるかも??と不安を抱えているより多少はマシです。僕も結果はAGAだったので、腹をくくれました。。

その時、薄毛を止めるためには、やはり専門家の診断をしてもらい、適切な処置をしてもらうことが大事だと実感したんですね。

自分で試行錯誤していた育毛ケアは、本当に遠回りでした。クリニックにたどり着くまでに、お金も時間もかなりかかりましたので、もし今薄毛になるかも?と悩んでいるのでしたら、早めに初診の無料診断を受けて頂きたいですね。

薄毛が改善しやすい要素として、薄毛になってから放置した期間もかなり重要視されるので、できるだけ早く正しい育毛ケアを始めて頂きたいです。

初回は無料で診断してくれるので、まずは正しい育毛の道をスタートさせてみてくださいね。