生え際の産毛が育たなくなっていると、薄毛がかなり進行している可能性があります。

薄毛の進行は、髪の毛の成長する期間と髪の毛が生える準備をする期間が異常になることで起きます。

薄毛の初期では、髪の毛は細くなり、抜けやすい状態が続きます。

そのうち、急に髪の毛が抜けるようになり、生えても抜けるスピードが早くなって薄くなっていくのです。

生え際の髪の毛は、スグに抜けやすく、成長が遅いです。そして、年齢と共に生え際は後退して行きやすいのです。

男性型脱毛症(AGA)では、生え際の産毛が育たない・長くなる前に抜けてしまう症状が起きやすいです。

産毛が育たないのは、AGAの場合、髪の毛が抜ける原因を改善しないと産毛は成長しません。

そこで、生え際の産毛を育てる方法、薄毛を改善することについてご紹介します。

生え際の産毛を育てるには?太い・長い髪の毛に戻す方法

生え際の産毛を育てるには、髪の毛が太く長く伸びない原因を特定し、対処することが大事です。

生え際が薄くなり、後退を始めているなら、男性型脱毛症(AGA)による薄毛の影響が考えられます。

AGAは、悪玉・男性ホルモン(DHT:ジヒドロテストステロン)が酵素と反応して、髪の毛を作る毛母細胞が弱まるよう働きかけます。

すると毛母細胞は、髪の毛を作ることをやめていき、髪の毛を作る量が減っていきます。髪の毛はケラチンというタンパク質でできていて、AGAにより毛母細胞のケラチンの生産量が落ちるのです。

ケラチンが減ると、必然的に髪の毛は細く短くなります。細い髪の毛は、根本がぐらついていて、すぐに抜けやすいです。

そして、男性ホルモンがの影響で、毛母細胞が持つ、髪の毛を作る毛周期(ヘアサイクル)を混乱させます。

ヘアサイクルは、4~5年かけて髪の毛が伸びる成長期と1年くらいかけて髪の毛を作る準備をする休止期・移行期などがあります。AGAになると、成長期が短く、休止期が長くなるのです。

ですので、産毛が生えてから成長する期間は、4~5年だったはずが、段々短くなり、1年未満・半年になり、やがて、ずっと休止期=生えてこない、状態になるのです。

生え際の産毛を育てる対策は?

AGAで生え際が産毛が育たないのは、悪玉男性ホルモン(DHT)が増えるためです。

そのため、DHTを抑えるようにすれば、薄毛は改善します。

現在、DHTを抑えるのに有効になっているのは、フィナステリド(プロペシア)と言う薬です。

フィナステリドは、DHTを抑制し、毛母細胞の正常化をしてくれます。フィナステリドで髪の毛の脱毛を止めて、他のミノキシジルなどの発毛剤を併用して、薄毛を食い止めることが多いです。

フィナステリドは、商品名はプロペシアと言います。プロペシアはジェネリック薬(特許が切れて安く作れる薬)があり、フィナステリドという薬で処方されます。

市販されていないので、皮膚科やAGA専門クリニックなどで医師の処方で購入できます。

ただ、生え際の産毛を育てる前に、そもそもあなたが、AGAかどうかをチェックする必要があります。

AGAでなければ、別のアプローチが必要です。

あなたがAGAかどうかを調べるには、AGA専門クリニックで診断してもららうといいです。初診無料のところがあるので、まずは問診・マイクロスコープでの頭皮チェックをすることをおすすめします。

AGAは遺伝子検査でもチェックできて、医師の診断と遺伝子検査などを併用すると薄毛の治療方法の方向性が分かるので、AGAの検査を受けてみて頂きたいです。

ウッチャンより一言

  • 生え際の産毛を育てるには、まずAGAによる原因かをAGA専門クリニックで診断する
  • AGAになると、生え際の産毛は細くスグ抜けやすくなり、伸びていかなくなる
  • AGAの進行を止めるには、フィナステリド(プロペシア)の薬が有効