フケ・かゆみをなくすために、しっかりシャンプーしているのに、なんで悪化してるの・・?と思ってませんか。

実は、フケが出ている時は、しっかりシャンプーをすればするほど、悪化するのです。。

というのも、フケの正体は頭皮の表面にある角質層が剥がれ落ちたものです。

シャンプーをしてゴシゴシとこすればこするほど、頭皮の表面が崩れていくんですね。ですので、シャンプーをしてフケを取ろうとして洗えば洗うほど、フケが増えて、頭皮が傷つきます。

そして、乾いた頭皮は乾燥してかゆみが出てます。かゆみは、指のツメで引っかいてしまうことが多いので正常に戻ろうとする頭皮を傷つけるのです。かゆみは昼間は気をつけて頭をかかないようにしていても、寝ている間などに無意識でかいてしまい、一度フケのかゆみが発症すると、なかなか治らないんですね。

ですので、フケ・かゆみが同時に起きると、シャンプー&かゆみでかくことで、どんどん悪化するんですね。頭皮の状態が悪化すると、髪の毛の成長が鈍化して、抜け毛が増えます。そして、頭頂部を中心に薄毛になりやすいのです。

これはフケが大量に出て薄毛になる方の悪いパターンの1つです。特に頭の上、頭頂部が痒くなることが多いので、頭頂部が薄くなり、地肌が見えるように悪化していくので注意が必要です。

そこでここでは、フケ、かゆみを治すシャンプーのやり方・治し方、抜け毛が減る薄毛予防についてご紹介します。

シャンプーしてもフケかゆみが治らない原因とは?

フケ・かゆみが出ている頭皮の状態ではシャンプーは、頭皮を痛める原因になるので、やり方を間違わないようにします。

フケを取るためにシャンプーをすると、頭皮環境が悪化するので回数は少なく、シャンプーも低刺激でフケ専用シャンプーを使うとよいです。

フケが出ている時の頭皮の表面は、炎症などで傷ついています。そのため、頭皮が健康に戻るまではなるべく触らない方がよいのです。指を切ってしまった時などケガをした時に、絆創膏で皮膚が回復するのを待つイメージです。

ですが、頭皮はかゆみ、フケが出て、清潔感を維持するにはフケを取る作業をしないといけないです。ですが、シャンプーでフケを落とそうとせず、フケは軽くブラッシングなどで頭皮にダメージが付かないように取るようにすると良いです。

フケが出ている頭皮は、弱っていて抜け毛が増えて薄毛になりやすいので注意して下さいね。

<フケ、かゆみを治すシャンプーのやり方は?>

  • シャンプーの回数を減らす・やさしく洗う

    シャンプーを毎日2回以上やっている場合は、夜の1回にします。

    フケが出ているとついシャンプーを何度もしたくなりますが、シャンプーすると頭皮に負担がかかり、逆にフケが増えるので気を付けたいです。

    シャンプーには汚れを落とすために、洗浄成分が入っているためどうしても傷んだ頭皮にダメージを与えてしまうんですね。

    シャンプーすることは、開いた傷に石鹸を塗りこむようなものなんですね。ですので、まずシャンプーの回数を減らすのがポイントです。

    また、シャンプーはゴシゴシと洗わずに頭皮に傷をつけないよう指の腹を使って、やさしく洗うようにします。シャンプーは頭皮を洗うのが目的で、髪の毛はお湯で流す程度で十分に汚れは落ちます。

    ですので、シャンプーで頭皮を出来る限りやさしく洗ってくださね。

  • フケ専用シャンプーor低刺激シャンプーに変える

    市販のシャンプーを使っているのでしたら、フケ専用のシャンプーに変えたほうがよいです。

    市販のシャンプーの多くは、刺激の強い界面活性剤が入っています。界面活性剤が頭皮の汚れを落としてくれるのですが、フケが出ている時は頭皮の炎症に反応して頭皮の回復が遅れます。

    頭皮の表面は約40日間程度で生まれ変わって剥がれ落ちていきます(ターンオーバー)。かゆいときは、頭皮に炎症などが出来ていて、炎症が引いて普通の皮膚に戻るまでに数週間~1ヶ月程度かかります。

    そのため、頭皮を洗う時は、刺激の弱いシャンプーに変えたほうがよいです。ただ、頭皮にやさしいと言われているアミノ酸系でも刺激があるので、できるだけ少ない量で頭皮を洗うようにします。

    シャンプーの中には、フケ専用のシャンプーがあります。フケ専用シャンプーは、脂漏性皮膚炎などの頭皮の皮膚病がある時に使うと有効です。

    脂漏性皮膚炎は、真菌という頭皮にいる菌が増殖しておきる皮膚炎です。症状としては、生え際がウロコ状の跡が残ったり、頭皮だけでなく顔にも炎症ができるケースです。

    フケ専用シャンプーは、真菌を殺菌する成分である、硝酸ミコナゾール、ジンクピリチオン、硫黄などの成分が入っています。フケ専用シャンプーでも頭皮に合わないこともあるので注意が必要です。市販のフケミンといった製品は、脂性肌で皮膚が強い方でないと頭皮が荒れることがあるので注意したいです。

    他には、持田薬品のコラージュフルフルネクストシャンプーが有名です。コラージュフルフルネクストシャンプーは、皮膚科の先生もおすすめするフケ用シャンプーなので安心して使えます。

  • シャンプーはすすぎが大事!

    シャンプーで一番重要なのが「すすぎ」です。

    普通はお湯でサッと流すだけで終わり。という方も多いですが、シャンプーが頭皮に残ると、後で皮脂と混ざって酸化し、頭皮にダメージを与えます。

    シャンプー成分が頭皮に残ると、嫌なニオイを発する場合もあります。夕方くらいになって、頭皮に皮脂が増えるとクサイ臭いがした経験がある方は、シャンプーの洗い残しがある可能性があります。

    特に、耳の上、後頭部から襟足、きき手の反対側の側頭部など、手が届きにくい場所が洗い残しが多いところです。

    ですので、シャンプーのすすぎを十分にやりましょう。すすぎは、お湯でまんべんなく行ってくださいね。

僕が以前、フケが止まらない時にシャンプーを朝・晩と2回していたのですが、全然直りませんでした^^

しかも、シャンプーは洗浄力が強い成分が入った育毛シャンプーでした。。フケとかゆみが悪化しすぎて、朝起きると、枕はフケだらけ。髪を払うと粉雪のように降り注いでました。

でも、正しいシャンプーを始めたら1ヶ月くらいで、フケは止まり、かゆみは少し残っていましたが、かなり良くなったです。やはり間違ったシャンプーをすると良くないですね。

フケが止まらない方は正しいシャンプーをやってみてくださいね。

フケかゆみが止まらず薄毛の進行が気になる方は?

薄毛の原因として、DHTという男性ホルモンが増加することで髪の毛の成長を止めて、薄毛になりやすいAGA(男性型脱毛症)という症状があります。

AGAだと、脂漏性皮膚炎などの頭皮の皮膚病とDHTによる薄毛の原因が重なって、抜け毛が増え、薄毛の進行が急に進むことがあります。これで若ハゲになる方も多いのです。

髪の毛と頭皮は、よく野菜と畑のように例えられます。髪の毛(野菜)が成長しないのは、頭皮(畑)に栄養がないのが原因、という例え話です。

薄毛になりやすい方の特徴として、頭皮の血行が悪かったり、栄養不足により髪の毛の成長しやすい頭皮環境にないことがあります。髪の毛を育てる頭皮が荒れていてグラグラするようだと、細い栄養のない髪の毛が育ち、抜けやすいです。そして、そのうち畑には野菜がなにも育たたなくなるのです。

これが薄毛が進んだ状態なんですね。ですので、フケ、かゆみが出ている状態は、頭皮(畑)が悪い状態にあることを意味しており、放置したり、間違った方法でケアをしていると、無毛作・薄毛になってしまうのです。

そのためには、どうしたらよいのでしょうか?

それは、頭皮の専門家に診てもらうのが一番の近道です。ですが、普通の皮膚科は、頭皮も扱っていますが、薄毛に関する情報・経験はあまりないため、あまりおすすめできないです。

僕が最初に行った皮膚科は、女性ばかりいて皮膚科の先生は頭皮を数秒見ただけで薬を処方して、これで治らなかったらまた来てください、と言われただけでした。。

ですので、せめて薄毛を取り扱っている皮膚科か、AGAクリニックで診てもらうことがよいです。

特に、AGAクリニックは、薄毛のパターンを熟知しており、フケなどの頭皮異常についても見識が深く、薄毛とフケもセットでみて頭皮を健康な状態にしてくれます。

ただし、円形脱毛症などの明らかな皮膚の病気と思われものは、AGAクリニックでは扱ってないので(初診で皮膚病かみてくれます)、評判のよい皮膚科に行ったほうがよいです。AGAクリニックでは明らかな皮膚病はまずそれを直してから、薄毛対策をするといったスタンスになっています。

ですが、フケ、かゆみが多少出ているくらいなら、薄毛にも繋がっている可能性が高いので、AGAクリニックで診てもらうと良いと思います。

僕もAGA治療中に、フケが大量に出てしまい適切なアドバイスをもらって、すぐに治せました^^

フケが出て抜け毛が増えている、薄毛が進んでいる・・という方は、早めに専門家に見てもらってくださいね。髪の毛は一度抜けると戻すのに、かなりの期間がかかるので、出来る限り早い治療をして頂きたいです。