どこから薄毛になるか、境界線はどこなのか気になりますよね?
薄毛が気になるのは、生え際が後退してきたり、髪がスカスカで地肌が見えてきたりした時。
もしかして若ハゲかも?と思うと、ゾッとしたりします・・。
僕も、もしかしてコレが薄毛??と思ったのは、風呂上がりで髪の毛が濡れた状態を鏡で見た時です。今でも忘れられないです。。
一瞬、え?おまえ誰?って思っちゃいました・・汗;
しかも、コレ自分の頭??と2度見しちゃいました。。2度見てもヤバイ状態の薄毛になってました。
それで、自分は薄毛か、薄毛でないか調べたわけです。特に前頭部の剃りこみが後退してきて、いわゆる「M字ハゲ」になるかもしれないという恐怖があったんですね。僕のオヤジも、それは見るからに”見事なM字ハゲ”だったので・・汗;
そこで、どこから薄毛になるか、境界線とはどこなのか、さらに見た目だけでは分からない薄毛についてもご紹介してます。
どこから薄毛になる?境界線はどこまで?
薄毛の定義は「角額という、おでこの剃りこみ部分の先が、頭頂線の前方2センチ以内の頭髪」とされています。
なんだか難しい定義ですが、図で見ると簡単です。頭頂部から真っ直ぐに線を引きます。その線と角額、剃りこみ部の後退までの距離が2センチ以内なら「薄毛」と診断されます。ただ、これは海外の基準で、ハミルトン・ノーウッド分類という薄毛の進行パターンから作られたものです。
海外の薄毛の方は、頭頂部のおでこの生え際から薄くなりやすいため、生え際の後退を基準として作られているんですね。ですが、日本では生え際から薄くなる方以外にも、頭頂部から薄くなる方も多いのです。
そこで、日本の薄毛の基準として「ハミルトン・ノーウッド分類」をベースに「高島分類」という日本独自の基準を作りました。高島分類では、額の後退はしなくても、頭頂部から薄くなっていくパターンが追加になっています。
高島分類は、日本の皮膚科で薄毛治療をする場合に使われる基準の1つになっています。
<見た目で判断する薄毛の境界線とは>
- M字薄毛タイプ(M型)
おでこの両端の剃りこみから薄くなっていく方は、「角額と頭頂線の距離が2センチ以内」が薄毛と診断されます。
M字型薄毛の方は、前頭部の生え際が急に後退していく事が多いです。特に、おでこの両端の剃りこみが後退していきます。さらに剃りこみが後退していくと、前髪が不自然になってきます。それで髪型は、前髪を短くしたりバックにする方が多いです。
M字の方は、剃りこみ部分だけでなく、遅れて頭頂部も薄毛に発展するケースもあります。
- 頭頂部薄毛タイプ(O型)
頭頂部から薄くなっていく薄毛の方は、厳密な基準がありません。ですが、髪の毛の密度をチェックすることである程度は診断することが出来ます。
O型薄毛は、頭頂部を中心に髪の毛の密度が低くなっていきます。髪の毛がスカスカになり、地肌が直に見えるようになっていきます。
頭頂部は元々薄い場合もありますが、頭頂部の周辺も含めて髪の毛の密度が低くなっていると薄毛と判断できます。
頭皮が見える範囲の面積が10代の若いころと比べて、2倍以上に増えていると薄毛と判断してよいかと思います。
クリニックなどで、後頭部の髪の密度と頭頂部の髪の密度をマイクロスコープを使って調べるとスグに薄毛の進行が分かります。もし、自分で分からない時は、AGAクリニックなどで頭皮チェックをしてもらって頂きたいです。
- M字型+O型の同時タイプ
M字とO型の薄毛が、同時進行するパターンもあります。この場合は、先に薄くなっている頭皮の部位についての基準になります。
前頭部の生え際の後退が先に薄くなる場合と、頭頂部が先に薄くなる場合がありますが、最終的には、M字+O型になります。
日本人の場合は、頭頂部が薄くなるパターンが多く、O型の薄毛になりやすいと言われています。O型の薄毛は、普段の生活では頭頂部は見えづらいところなので、気付くのが遅いことが多いです。
薄毛のサインとして、髪の毛が抜ける、髪の毛が細くなる、といった前兆があります。薄毛の前兆があったら、髪の毛に異常があるか早めにチェックしておきたいです。
どこから薄毛かどうかは、見た目ではシッカリ見ないと意外と分かりにくいです。ですので、薄毛かも?と気になったら、薄毛の進行を止める対策をしながら、当面は髪型でカバーするのがよいですね。
薄毛を隠す髪型は、美容師さんに薄毛が気になっていることを話して、現状の髪型を上手く利用して目立たないようにするやり方を相談するとよいです。男性を多く担当する美容師さんは、男性の薄毛を多く扱っていることが多いので、どのように薄毛を隠せるのか詳しいはずです。1人で悩まずにまずは相談してみることをおすすめします。
薄毛の進行を止めるのは、美容師さんでなく、薄毛の専門にしているクリニックで頭皮チェックをしてもらうと良いです。普通の皮膚科に行ってしまうと、症例数が少なく、薬だけくれて終わり、、ということが多いです。
そのため、薄毛の症例数が多く技術が高い薄毛専門のクリニックがいいです。初診で無料診断・無料カウンセリングをしてくれるところもあります。まずは専門家に診断してもらうことが、5年後・10年後の髪が変わります。
市販の育毛剤で自力で薄毛を改善しようとすると、遠回りで時間とお金のムダになりますので、専門家のところで早く効率的な治療をすることをおすすめします。
見た目だけでなく遺伝子で分かる薄毛検査とは?
薄毛になりやすいかどうかを遺伝子検査で確認することが出来ます。
薄毛の原因で多い、男性型脱毛症(AGA)になりやすいかは、遺伝子によって決まると言われています。AGAは、男性ホルモンの一種であるDHTという悪玉男性ホルモンが頭頂部、前頭部の生え際などに5αリダクターゼという酵素と反応して、周辺の髪の毛を根こそぎ脱毛させます。そして、新しい髪の毛が生えてこないようになります。
DHTが増えやすいかどうかが遺伝子の検査でわかるのです。ただ、AGAの遺伝子検査は、DHTのホルモンが出やすいかどうかだけで、実際に薄毛になるかどうかは分かりません。あくまで薄毛リスクがどれくらいあるのか?ということが分かります。
また、アンドロゲンレセプター遺伝子の検査を行うと、DHTの感受性の高さを知ることができて、さらに詳細な薄毛リスクが分かります。
AGA・アンドロゲンレセプターの遺伝子検査は、どちらも血液を採取して、遺伝子検査をすることで薄毛になりやすい体質か分かります。
薄毛かも?と思ったら、AGA・アンドロゲンレセプターの検査を受けることで、この後、薄毛の進行が進みやすいか、将来の薄毛リスクが分かるようになります。リスクが分かれば、効果の高い対策を打つことで、AGAを予防・治療できるんですね。
現在は、医療技術が進んでいて、AGAの薄毛は治療できる時代になっています。5年後・10年後にあなたの髪の毛が脱毛して、M字ハゲや頭頂部ハゲになっていたくなければ、早めに薄毛の専門家のチェックをして頂きたいです。
ウッチャンより一言
- どこから薄毛になるかは、M字型の薄毛の場合は、頭頂線と生え際の距離が2センチ以内で判断する。
- 頭頂部の薄毛の判断の基準は、ハッキリしたものがなく、見た目・髪の毛の密度で確認する。
- 薄毛の判断は、薄毛専門のクリニックでマイクロスコープの頭皮チェックや遺伝子検査などを使うと確実。