ネットで人気の育毛剤・チャップアップとブブカ育毛剤の違いをご存知ですか?

どちらも同じM-034という海藻エキスが育毛作用があるベースの育毛剤です。

M-034は、北海道のミツイシコンブから取れた育毛成分で、厚労省の認可を得た育毛宣伝とのことです。

さらに、M-034の海藻エキスが、ミノキシジルと同じかそれ以上の効果があると宣伝されています。

チャップアップもブブカは、株式会社天心堂という会社が作っていて、かつては成分も同じ製品でした。製造元が同じでパッケージを変えて売るOEM販売という方法です。

サプリなどは同じようなOEM販売をしているケースが多いです。育毛剤も同様だったりします。。

現在は、チャップアップ、ブブカとも同じ成分ということで、ネットで広まったためか、リニューアルしていますね。

そこで、現在のチャップアップとブブカの育毛剤の成分と効果があるのか?調べてみました。

チャップアップとブブカ育毛剤の違いは?成分は同じ?

リニューアルしたチャップアップとブブカの成分の違いは少し変わっています。

<チャップアップとブブカの成分の違い>

BUBUKA チャップアップ
DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液
D-パントテニルアルコール D-パントテニルアルコール
L-アスパラギン酸
L-アラニン L-アラニン
L-アルギニン L-アルギニン
L-イソロイシン
L-グルタミン酸
L-スレオニン L-スレオニン
L-セリン L-セリン
L-プロリン L-プロリン
L-リジン液
L-バリン
L-ヒスチジン
L-ピロリドンカルボン酸
L-フェニルアラニン
アシタバエキス
アルニカエキス アルニカエキス
ウメ果実エキス
エタノール エタノール
オウゴンエキス オウゴンエキス
オドリコソウエキス オドリコソウエキス
オランダカラシエキス オランダカラシエキス
カモミラエキス(1)
1,3-ブチレングリコール(BG)
2-ペンタンジオール
3-ブチレングリコール
グリシン グリシン
グリチルリチン酸ジカリウム グリチルリチン酸ジカリウム
クロレラエキス クロレラエキス
ゴボウエキス ゴボウエキス
サクラ葉抽出液 サクラ葉抽出液
ジオウエキス ジオウエキス
シナノキエキス シナノキエキス
シャクヤクエキス ショウキョウエキス
セイヨウキズタエキス セイヨウキズタエキス
セージエキス センキュウエキス
センブリエキス センブリエキス
ソルビット液
ダイズエキス ダイズエキス
トリメチルグリシン
チョウジエキス
ニンジンエキス
ニンジンエキス ニンジンエキス
トウキエキス(1)
ドクダミエキス
ニンニクエキス ニンニクエキス
ヒアルロン酸ナトリウム(2)
ヒオウギ抽出液 ヒオウギ抽出液
ヒキオコシエキス ヒキオコシエキス(1)
ビワ葉エキス ビワ葉エキス
フェノキシエタノール
ボタンエキス ボタンエキス
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
マツエキス マツエキス
マロニエエキス マロニエエキス
ラウリルジメチルアミンオキシド液 ラウリルジメチルアミンオキシド液
ローズマリーエキス ローズマリーエキス
ローマカミツレエキス ローマカミツレエキス
塩酸ジフェンヒドラミン 塩酸ジフェンヒドラミン
加水分解コラーゲン末
海藻エキス(1) M-034 海藻エキス(1) M-034
精製水 精製水
濃グリセリン 濃グリセリン
無水エタノール
合計51種類 合計53種類

ブブカの51種類の成分とチャップアップの53種類の成分で、同じ成分が78%を占めています。チャップアップ・ブブカも約8割近くが同じ成分なんですね。

成分は若干変わっていますが、ほとんど変わりない感じですね^^

ブブカとチャップアップで違う成分は、L-イソロイシン、L-セレン、L-プロリンなどアミノ酸成分で、タンパク質を作るのに必要な成分です。

”L-”と付いているのは、D/L 異性体と言って、アミノ酸などは左右対称形の化学構造をしていて、左右の立体構造を示しているものです。

ブブカ・チャップアップで違いになっているアミノ酸は、人間が生きるのに必要なタンパク質の1種ではありますが、頭皮に塗ってどのような影響があるか分からないですね。どちらかと言うと、食べ物から摂取して体の中で必須アミノ酸としてタンパク質合成に使われる成分です。

あと大きな違いとしては、防腐剤の成分です。

ブブカは、フェノキシエタノールという少し刺激のある有害な成分が使われています。エタノールも使われていて、アルコール成分はスーッとしますが、気分だけで、薄毛効果には関係ないです。

チャップアップ・ブブカもM-034の海藻エキスを軸とした育毛剤で、他に保湿や抗菌作用の成分が使われている印象です。

で、肝心のM-034はミノキシジルと同じ効果かそれ以上とのことですが、これはあまり信ぴょう性がない気がします。

M-034は厚労省の認可があるとのことですが、海外では使われている様子もないですし、日本の育毛業界だけで使われているようです。

ミノキシジルは、海外でも数多くの薄毛改善効果が認められて、医薬品になっています。

M-034は医薬部外品という位置づけで、マウス・ラットなどの実験結果のエビデンスで医薬部外品として認められている可能性があります。

医学部外品とは医薬品と化粧品の間に位置する体に緩やかに作用する成分とされています。ですので、育毛剤の医薬部外品の場合、緩やかに作用するとのことで、急激な変化はないのです。

そもそも医薬部外品は日本特有の制度で、海外ではこのような制度はないです。”医薬”と言うと効果があるように感じますが、医薬品ほどの劇的な効果はないのです。

また、医薬部外品の製品によくあるのが、マウスなどの動物実験での効果測定で人体の効果はハッキリ実証できていないことが多いのです。そもそも医薬部外品は、人体に緩やかに作用するとのことで、効果がハッキリ出るといけないのです。。

ただ、だからいって、M-034が薄毛に効果がないとは言い切れないです。M-034の成分は、育毛の最低限の効果はあるはずです。それが、AGAの薄毛を改善するかは別としまして。

ですので、M-034の成分は、どちらかと言うと、効果が出る人もいれば、効果が出ない人もいる、といった体質によるバラつきが多い感じだと思うのです。M-034の効果は”育毛”なので、生えている髪の毛を育てるのにマイナスな効果はないと思いますが、チャップアップ・ブブカを使っても髪が抜けていく脱毛の進行とは別な話です。

そのため、医薬部外品の育毛剤は、AGAの根本原因になっているDHTを減らすことはできないので、育毛に効果があっても一時的な可能性が高いです。

将来の薄毛が心配でしたら、対処療法ではなく、根本原因にアプローチをして頂きたいです。

ウッチャンより一言

  • チャップアップとブブカの成分は、約80%が同じ成分
  • M-034は医薬部外品として厚労省が認めた成分だが、AGAの根本原因であるDHTにアプローチするかは疑問
  • 将来の薄毛が心配なら、AGAの根本原因になっているDHTを減らす治療をしないと薄毛は進行する可能性が高い