髪を伸ばすアミノ酸の取り方は?不足すると薄毛になる栄養素は

髪を伸ばすには、ケラチンというタンパク質を作るアミノ酸が必要です。

タンパク質は色々な食品に含まれているのですが、実際にどの食品に入っているか気にすることがあまりないですよね。

さらに、タンパク質不足が髪を生やす・伸ばすことに関係しているとは、思いもしなかったりします。

ですが、ダイエットや食事の偏食、栄養不足などでタンパク質が1000KCal不足すると、髪が伸びるのが停止し、抜け毛が増えると言われています。

タンパク質は20種類のアミノ酸から作りますが、体内で合成できない9つのアミノ酸を「必須アミノ酸」と言います。

必須アミノ酸は、ロイシン、リジン、メチオニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、フェニルアラニン、イソロイシンの9種類があります。

必須アミノ酸は1つでも不足すると、他のアミノ酸も働かなくなる不思議な性質があります。9つのアミノ酸の中で、一番少ないアミノ酸の種類の量に調整されてしまいます。

8つのアミノ酸の量が10あったとして、1種類が2の量しかないと、全体としては2の分しか、必須アミノ酸が働かなくなるのです。

そこで、髪を伸ばすアミノ酸を増やして、ケラチン・タンパク質を効率よく補給する方法をご紹介します。

髪を伸ばすアミノ酸の取り方は?不足して薄毛になってない？

髪を伸ばすアミノ酸の取り方は「アミノ酸スコア（プロテイン・スコア）」を参考に、食品を食べるようにするといいです。

アミノ酸スコアとは、食品に必須アミノ酸がバランスよく含まれているかを数値化したものです。

アミノ酸スコアは100に近いほど、バランスよく必須アミノ酸が含まれていることを示します。窒素1g当たり、どれくらいの9種類の必須アミノ酸が含まれているか分かります。

アミノ酸スコアが高いのは、次のような食品です。

アミノ酸スコアが高いと9つのアミノ酸（ロイシン、リジン、メチオニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、フェニルアラニン、イソロイシン）が多く含まれているといえます。

ですが、アミノ酸スコアも万能でなく、アミノ酸が含まれていても必ずしもタンパク質にならない場合があります。そのため、アミノ酸スコアが高いからといって、タンパク質が上手に取れるわけでないです。

あくまでアミノ酸スコアは、必須アミノ酸がバランス良いかの参考値として見ていただきたいです。

必須アミノ酸のバランスが良い食品を取ることで、体内タンパク質の合成がスムーズになり、髪の栄養になります。

髪は18種類タンパク質から出来ており、必須アミノ酸以外に、中でも「システィン」というアミノ酸が大事です。

システィンは、髪の細胞を繋ぎ止めるために必要なアミノ酸です。髪はシスティン結合により、長く丈夫な髪が伸びるのです。

システィン結合が丈夫だと、髪も切れづらくなり、伸びやすいと言えます。

薄毛になる方の髪は、細く、柔らかい髪質で、システイン結合が弱いと思われます。そのため、システインのアミノ酸を多く摂ることで、丈夫に髪の毛を伸ばしやすくなります。

システインを多く含む食品は、牛肉、豚肉、鶏肉、牛乳、ピーナツ、大豆、小麦などがあります。どれも身近な食品ですが、不足しているようなら、しっかりバランスよく食事を注意すると良いです。

ただ、アミノ酸を多く取っても、薄毛の進行が進んでいると、薄毛の進行が早く、髪は増えません。髪の成長よりも髪が抜けるスピードが早いので、どうしても髪が薄くなってしまうのです。

髪の薄毛の進行を止めるには、まず髪が抜けるのを防止する必要があります。

髪が抜ける原因は、ストレス、食生活、男性ホルモンなどの影響があります。中でも、男性ホルモンによる薄毛は、男性型脱毛症（AGA)と呼ばれ、髪の脱毛が早く、髪が薄くなるスピードがかなり早いです。

AGAの場合は、AGAの原因になっている悪玉の男性ホルモンを抑制することで、脱毛を防止できます。

あなたが、AGAかどうかは、AGA専門のクリニックで診断できます。マイクロスコープによる頭皮チェック、血液検査・遺伝子検査でAGAかどうか判断できます。

AGA専門クリニックの多くは、初診は無料で、頭皮チェックを行ってくれるところが多いので、一度AGAかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。