抜け毛 毛根 小さい

薄毛(AGA)の前兆は、抜け毛の毛根をチェックしたら分かるのでしょうか?

抜け毛の毛根は、先が細いもの、小さいもの、皮脂が付いて白くなっているものなどがあります。

毛根の形状の種類は、もっとたくさんあり、ギザギザになっていたり、ヒョロヒョロと細長いものなど頭皮の状態と密接に関係しています。

健康な状態でも、1日髪の毛は50本~100本程度、自然に抜けます。薄毛が進んでいる場合は、髪の毛の成長が止まることで抜けるので、形状が健康な毛根と少し違うんですね。

ですので、自然に抜けた抜け毛は、なぜ髪の毛が抜けたか原因を突き止める手がかりがあるんです。

AGAによる薄毛は、髪の毛のヘアサイクル(毛周期)が異常になって、髪の毛の成長する期間が急に短くなり、脱毛が進むことが特徴です。

そのため、抜け毛を10本くらい選んでその中で多い毛根の形状が、あなたの頭皮の状態を表すことになります。

ここでは、抜け毛の毛根が細いか、小さいか、皮脂がついて白くなっているかなどで薄毛の進行度をチェックする方法をご紹介します。

抜け毛の毛根が小さい・細いと薄毛になる?AGAのチェックの仕方

健康な抜け毛の毛根は、丸い楕円の球状になっています。毛根の直径の大きさは髪の毛の2倍程度あればよいです。下のほうが白い球状になっていると自然に抜けた健康な髪の毛です。

健康に抜けた髪の毛の丸い毛根を「棍毛(こんもう)」と言います。棒のようなという意味です。

朝起きた時の抜け毛を集めて、健康な抜け毛が多ければ問題ないです。ですが、黒い丸い楕円形でない毛根が多ければ、薄毛による毛周期の異常や頭皮に問題がある可能性があります。

<抜け毛の毛根のチェック方法>

  • 抜け毛の毛根が細い(ない)

    毛根が細いか、毛根がない状態の抜け毛が多いと、毛周期(ヘアサイクル)が異常の可能性が高いです。毛根がない抜け毛は、原因は薄毛(AGA)または加齢による髪の毛の衰えです。

    健康な髪の毛は生えてきて2~5年くらいずっと伸びていきます。髪を切らないで伸ばしていると、1メートル~2メートル位になります。(普通は切りますが・・汗)

    ですので、髪の毛が途中で抜けてしまい、毛根が細い・毛根がない状態というのは、髪の毛を作る毛母細胞が髪の毛を作るのを止めてしまった状態です。

    しかも、毛根が細い、ないというのは、毛根を作る栄養・エネルギーがなくなっていった証拠でもあります。

    そのため、毛根が細い、ないのは、髪の毛の細胞が不活性化して、今後同じ毛穴の毛母細胞から、太い髪の毛が生えてくる可能性が低いです。

    すると、細い髪の毛が生えてきて途中でエネルギーがなくなり脱毛し、また生えてきては脱毛する・・といった悪循環になります。最終的には産毛の状態から太い髪が育たなくなり、やがて生えてこなくなります。

    AGAは、抜け毛の毛根の特徴に「毛根のミニチュア化」があります。AGAになると、髪が細くなっていき、成長して脱毛するまでの期間が短くなっていきます。

    AGAで成長段階の髪の毛が抜けると、抜け毛の毛根がない・細いといった形状になるのです。

    20代~30代で毛根がない髪の毛が増えてきたら、薄毛のサインの可能性が高いです。

  • 毛根に白い皮脂が付いている

    髪の毛の根本に白い付着物があるのは、頭皮の皮脂と一緒に抜けたもので、頭皮の皮脂詰まり・頭皮トラブルの可能性があります。

    頭皮の毛穴と周辺には、皮脂が詰まりやすいです。頭皮は、外部刺激から守るために、皮脂が薄く膜を貼ってコーティングしています。

    昼頃から夕方になって頭が脂っぽくなる方は、頭皮に皮脂が出やすいタイプです。皮脂が過剰に出ていると、シャンプーの洗い残した成分が皮脂と混じって酸化して、嫌な臭いや頭皮炎症になることがあります。

    頭皮に炎症や傷が出来ると、頭皮の皮膚の代謝(ターンオーバー)を早めて治そうとします。そのときに、皮膚がはがれ落ちるとフケになります。

    ですので、毛根に白い皮脂が付いている場合は、毛穴の皮脂づまりか、頭皮トラブルが起きている可能性が高いのです。

    頭皮づまり、頭皮トラブルがすぐに薄毛に繋がるとは言えませんが、頭皮ケアをしてフケ・かゆみが出ないようにすることが大事です。

    皮膚炎症の中では、フケが大量に出て治りづらい脂漏性皮膚炎(しろうせい・ひふえん)になる方も多いです。脂漏性皮膚炎は一度経験しましたが、ヒドかったです。。フケが出たら早めに対処することが大事ですね。

  • 毛根の形がギザギザ

    毛根の形がギザギザでフケが出ているようなら、粃糠性脱毛症(ひこうせい・だつもうしょう)の可能性があります。

    粃糠性脱毛症は、脂漏性皮膚炎などが悪化して頭皮が弱って髪の毛を育てる環境にない状態で髪の毛が脱毛していきます。

    頭皮が皮脂性で、フケが多く出て止まらない方は、粃糠性脱毛をしていることがあります。粃糠性脱毛は皮膚科で治療しないと改善しないので早めに治療することをおすすめします。

    毛根がギザギザでフケが止まらない方は、薄毛よりも、まず先に頭皮の状態を健康にすることが大事です。

抜け毛の毛根の形状は、1回だけでなく何度か見て、チェックしてみてください。頭のどこの部分の髪が抜けたかなどにより、毛根の形状も変わってきます。

ただ、数本の抜け毛をチェックしただけでは、本当に薄毛に繋がるかどうかまでは確実には言えないです。

髪の毛の太さ・細さはかなり個人差があるんですね。元から髪の毛が細い方は、毛根も細い傾向にあるので、脱毛による抜け毛か判断がつきづらい場合もあります。

ですので、髪の毛の抜け具合や、頭皮の毛穴の状態、AGA検査などをしてみて、総合的に判断して頂きたいです。

AGAのクリニックでは、AGAになりやすい傾向かどうかの遺伝子検査や、頭皮の毛穴をマイクロスコープで検査して薄毛が進行しているかチェックしてくれます。

初診は無料相談・カウンセリングのところもあるので、抜け毛から薄毛が気になったら、マイクロスコープでの頭皮チェックをしてもらうことをおすすめしたいです。

ウッチャンより一言

  • 健康な抜け毛の毛根は、楕円形の丸くて球状になっている・大きさは髪の毛の2倍が目安(個人差あり)
  • 抜け毛の毛根は細い・ないのなら、毛根のミニチュア化になっている可能性がある
  • 抜け毛の毛根の形状だけでは薄毛が進行しているか分からないので、AGAクリニックで検査するのが確実です